ビジネスマンや旅人に評価が高く、評判のよい海外ブランド「TUMI」(トゥミ)。そのバックパックのレビューを書こう。
僕はもう長い間仕事使いのバッグをどうするか悩んでいた。普段は私服で仕事に行くが、時にはスーツを着る必要もある。でもカバンの使い分けは苦手だった。
普段使いとフォーマルな場の両方をひとつの鞄で済ますために、一体どんな鞄を選べばいいのだろう…そんな悩みをトゥミのバックパックが全て解決してくれた。
TUMIのリュックは軽量で評判や評価が良いというのは以前から知っていた。けれども値段が高い。僕にはいくら人気があってもリュックサックに数万円…というのは個人的に受け入れることができなかった。
しかし実際に使ってみると僕のそんな思いは全て吹き飛んだ。今回は僕がTUMIのリュックサックALPHA BRAVO「ルーク」 ロール・トップ・バックパックを購入して使用したレビューを書こう。
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目次
TUMIの歴史とこれまでの僕の評価
TUMIは1975年にチャーリークリフォードというアメリカ人によって創業された。創業から40年程度とブランドとしての歴史はそんなに古くはない。僕の大好きなスーツケースのリモワが100年以上の歴史を誇ることに比べれば、まだまだ若いブランドだと言えるだろう。
TUMI STORY
トゥミは、1975年にアメリカで設立されました。
トゥミという社名の由来は、南米の青年平和部隊のボランティア活動に
参加した創業者が、ペルーの偶像「トゥミ」にちなんで名づけたことに始まります。
1980年代に発表したソフトで機能性に優れた黒一色の革新的なバリスティックナイロン製トラベルバッグの成功により、成長の礎を築きました。TUMI公式ウェブサイトより引用
1980年代のバリスティックナイロン製トラベルバッグの成功とはTUMIと言えば必ず頭に浮かぶナイロン製のビジネスブリーフケースのことだろう。日本でもビジネスマンの装備品のひとつという印象がある。
ちなみにTUMIのバリスティックナイロンとは超高密度のナイロンに特殊コーティングを施したトゥミのオリジナル素材と書かれている。
僕はあのナイロン製のブリーフケースがどうしても好きになれなかった。TUMIはおじさん達が使うものという評価が自分の中で払拭できなかったからだ。しかもバックパック(リュックサック)なのに4万円以上する高級品だという理由もあった。
それが今までリモワのスーツケースを買ってもTUMIのカバンを購入しなかった理由だ。
僕がリモワのスーツケースを購入したレビューはリモワのスーツケース「クラシックフライト」を買って後悔した5つのことを読んでほしい。
TUMIのバックパックを(リュックサック)購入したきっかけ
トゥミのバックパックを購入する前の僕は仕事に行く時に黒いリュックサックを使用していた。スーツを着る必要がある時には、嫁さんが買ってくれたドイツ製の鞄を使った。
上の画像はスーツ姿にカジュアルなリュックという僕の姿を見た嫁さんが「年相応の身だしなみを…」とプレゼントしてくれたドイツ製のカバン「PICARD」。無頓着な僕はTPOに応じて自分のリュックサックと使い分けていた。
ところが先日、TPOをわきまえて使っていた僕の鞄がドイツで盗まれるという事件に遭遇してしまった。
僕がドイツで鞄やパスポートを盗まれた事件については海外でパスポートの盗難事件。申請から再発行までに僕が失った大切なものとは?を読んでほしい。誰にでも起こりえる海外での盗難事件で僕は嫁さんとの思い出の品を失った。
この盗難事件で僕は唯一持っていたフォーマルな席でスーツと合わせられる鞄を失った。ドイツ製のカバンがドイツで盗まれるというのはなんとも皮肉だなと感じる。
そんな事件をきっかけに、僕はそれまで興味のなかったTUMIのバックパックを購入することになった。
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TUMIのバックパックの評価とレビュー
前置きが少し長くなったので、そろそろ僕が購入したTUMIのALPHA BRAVO「ルーク」 ロール・トップ・バックパックをレビューしよう。あくまでも僕の主観に基づいたレビューであり、一部世間のトゥミの評判を無視している部分があるかもしれないがご容赦願いたい。
TUMI
ALPHA BRAVO ロール・トップ・バックパック
「ルーク」
サイズ: 高さ48.5cm(最大 63.5cm) 幅35.5cm 奥行き15cm
重量:約1450g
主素材 :バリスティックナイロン
トゥミ(TUMI)公式ウェブサイト:「ルーク」 ロール・トップ・バックパック: バッグ
TUMIのバックパックを安く買うために
TUMIのバックパック「ルーク」の日本公式サイトの価格は66,960円(税込)。僕がフランスで購入した価格が380ユーロだから為替にもよるが3割くらい高い値段設定のようだ。
試しにAmazonで見てみると平行輸入品であれば4万円台で購入できるようだった。ただし、アフターケア等が受けられるかどうかは解らないので注意が必要だ。
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質実剛健さは評判通りでフォーマルシーンにも合うデザイン
まずは見た目が一番、僕はパリ滞在時にホテルの近くのTUMIショップを通りかかった時に一目惚れをして手に取ってみた。ヒッコリーと呼ばれるダークブラウン色と四角い形状、バリスティックナイロンと革のコラボが質実剛健な雰囲気を漂わせる。
TUMIのブランドエンブレムが小さく付いていて主張し過ぎないところやファスナーの建付けなど、僕のようにブランドに無頓着なタイプの人間にも質の良さが伝わって来た。
仕事やプライベートで多少のハードワークでも長く使えそうなバックパックだな、というのが最初に触った時の僕の感想だ。
評価の高いTUMIならではの機能性を実現したバックパック
初めて手にするトゥミのバックパックの機能性には驚かされるばかりだった。
背中に接する背面収納部は独立したファスナーで出し入れ出来て、ノートPCを入れる為に十分なクッションが装備されている。書類とPCを分けて収納できるように2層構造になっているのが画像でお分かり頂けるだろうか?
メインの収納部は収納量に応じて調整できるラバー製のベルトとファスナーの2重構造になっているが、実は背面部分の内側にもファスナーが装備されているのでどちらからもアクセスできるように配慮されている。ビジネスで必要な資料を取り出す時も慌てなくて大丈夫だ。
外側には大きさの違う小物収納が2つ、ファスナーの形状が違うので小物と中物で取り出し方によって収納できる。僕は左側にアイコスや仕事に必要な社員証を、右側の大きく開閉できる収納部には携帯バッテリーやマウスなど少し大き目な物を収納している。
さらに側面には内部にはっ水加工を施して折り畳み傘を入れられる収納を兼ね備えている。僕は折り畳み傘は持っていないが…。
詳しい人に言わせるとまだまだ機能性はありそうだが、僕が実際に使用して感じたのはTUMIのバックパックは収納と取り出しやすさにすごくこだわっているという事だろう。
ちなみに僕は整理収納の資格を持っているので、この点の判断には自信がある。(ドヤ顔)
TUMI驚くほど軽量、軽く感じるフィット感が秀逸
TUMIのバックパック「ルーク」の重量は1450gとそんなに軽くないと思うのだが、実際に荷物を入れて持ってみて驚いた。今までのリュックサックと同じ荷物なのに体感が全然軽いのだ。
おそらくベルトと本体が体にフィットするようにデザインされているからだと思うが、重さ3割減というのが僕の感想だ。それまで数万円するバックパックを持ったことのない僕にとっては驚きだった。
仕事の資料や空いた時間でブログを書くために増えていく荷物への悩みはこれで解決した。
評判以上にリモワとの相性も良かった
リモワが大好きな僕は遠出をするときは両方を使う事になる。買う時はそこまで考えていなかったのだが、トゥミとリモワの相性の良さが意外と気に入っている。
仕事で使うサンプルや宿泊時の着替えはリモワに入れて、書類やノートパソコンをTUMIに収納する。そしてその2つを画像のようにひとつにまとめて移動することができる。
TUMIのリュックの背面にはスーツケースのハンドルを差し込めるように作られているので画像のように使うことができる。取り回しにも一体感があるので結構快適で気に入っている。
ちなみに写真のリモワを購入したレビューは機内持ち込みサイズのリモワの4輪スーツケース・リンボが傷だらけになった悲劇を読んでほしい。
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僕が感じたTUMIのバックパックの欠点
上記のようにTUMIのリュックの良いところについてレビューを書いてきたが、実は欠点もあった。それはもしかしたら日本ならではの問題かもしれない。僕が感じたTUMIのバックパックの欠点についてレビューしていこう。
バックパックの前抱えが少し辛い
通勤時に満員電車に乗る時などにマナーとして必要な鞄の前抱え、TUMIのバックパック「ルーク」は少しやりづらくなっている。僕は身長180Cm で肩幅は広めな方なのだけれど、それでも少し四角い形状のバックパックを前抱えするのに慣れるのに時間がかかった。
今まで使っていたリュックはどちらかというとクシャっとする薄い素材でできていたので前抱え時には小さくなったが、TUMIのバリスティックナイロンという素材はしっかりとしているので小さくならずかさ張る印象だ。
裏を返せば作りがしっかりとしているが故に前抱えがしづらいという事なのだけど、満員電車が常態化している東京ではバックパックに自分の体制を合わせる必要がある。
「リュックで仕事に行くヤツは…」と言う輩がいる
これは笑い話だが、このブログの人気シリーズとなっている僕の友人のオカちゃんに以前こんなことを言われたことがある。
オカちゃん「ワイの見立てではリュックで通勤するヤツの7割5分は仕事ができまへんな…」
どうもオカちゃんが会社で仲良くない相手がリュックサック通勤というのが理由のようだ。僕は別にオカちゃんに仕事ができると思われたくもないが、日本にはまだオカちゃんのようにリュックサックのビジネス使いに否定的な人はいるのだろう。
特に上司に自分のキャリアの行く末をがっちり握られているような場合はその趣向を気にした方が良いかもしれない。(ちなみに僕の職場は関係ない)
僕の友人のオカちゃんが陸マイラーになる物語は初心者マイラー育成日記 カテゴリーの記事一覧を読んでほしい。なんだかんだでもう30話続いている僕のキラーコンテンツだ。
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まとめ:TUMIのバックパック購入後の評価
初めて買ったTUMIのバックパックのお値段は日本円にしておよそ40,000円、リュックサックとしては僕にとって超高級品だ。僕がパリでTUMIを購入した内訳は380ユーロの価格に対してパリの地下鉄で配られるマップに付いているラファイエットの10%OFFと免税手続きを利用した。
自分が気に入った鞄を手にすることで快適に行動できる。これはリモワのスーツケースを購入した時にも感じたことだ。僕はこれからフォーマルでもプライベートでもTUMIのバックパックを使用していくだろう。
これからも良いものを長く使うという考え方で新しいものを手に入れていきたいと思っている。
海外でTUMIを安く買うためには
僕はTUMIだけでなくリモワのスーツケースをドイツで購入した。為替の状況にもよるがTUMIやリモワは海外で購入した方が2~3割安く購入できる。
「海外までの航空券で赤字じゃ?」と思う人もいるだろうけど、僕は仕事以外の海外旅行で航空券を買うことはほとんどない。マイルを貯めて全て特典航空券を取って旅をしているからだ。
通常、JALやANAのマイルはフライトやクレジットカードの決済で貯めると思うだろう。僕の貯め方は少し違って飛行機に乗らずにマイルを貯めることができる。これは陸マイラーと呼ばれている手法で実は一部の層には有名な方法なのだ。
飛行機に乗らずにマイルを貯める方法はJALマイルはコチラをクリック、ANAマイルの場合はコチラをクリックすると解説しているので参考にしてほしい。
関連記事はこちらから
TUMIではないが僕が海外で購入したリモワについて書いた記事はこちらを読んでほしい。
ブランドという観点だけでなく、使いやすさや感想を綴っている。
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