2018年3月末、現行のソラチカルートの改悪によりほとんどのソラチカルートが封鎖されます。
今まで一般的だったドットマネーやPeXという中継サイトを利用したメトロポイント経由でのANAマイルへの交換が事実上停止、利用不可になるという事態です。
この記事ではソラチカ封鎖が陸マイラ―にとって改悪になる理由とその経緯を解説し、今後の対策について報告します。
飛行機に乗らずに航空会社のマイルを貯める陸マイラ―、ポイントサイトを利用してマイルを貯める行為は常に改悪との戦いです。今回のルート閉鎖のショックはかなり大きいですが、それでも私は…
特典航空券を夢見て陸マイラ―活動を続けたい。
そんな風に思う貴方に向けてソラチカ封鎖後にも有効な対策を解説します。
陸マイラ―の黄金期は今回のソラチカ閉鎖で終了しようとしていますが、「ピンチはチャンス」を合言葉にひとつずつ検証していきましょう。
これをソラチカルートと呼ぶのですが、簡単にいうと…
「とにかくANAマイルが貯まりやすかった」これに尽きます。
ポイントサイトという企業の広告が集まるサイトで広告を利用すると現金価値のあるポイントがもらえます。このポイントをドットマネーやPeXという中継サイトを経由して、90%の交換率でANAマイルに交換できるルート、それがソラチカルートです。
そして2018年3月の改悪で大部分の…
ソラチカ―ルートが封鎖されるのです。
ポイントサイトの利用方法や、これまでのソラチカルートの利用方法は下記の記事を参考にしてください。
目次
メトロポイントにより封鎖される旧ソラチカルート
2018年4月よりメトロポイント(東京メトロ)がソラチカルートの大半を封鎖します。我々陸マイラ―にとっては大きな改悪と呼ばざるを得ない状況になります。
ソラチカルートは従来下記のような流れでANAマイルに交換することができました。
ポイントサイト⇒中継サイト⇒メトロポイント⇒ANAマイル
ところがこのルートの要になるメトロポイントが各中継サイトとの提携を終了すると発表したのです。
【従来のソラチカルートは3月末で封鎖】
提携終了のお知らせにはドットマネーやPeX、ネットマイル、Gポイントという、今までANAマイルを高い交換率で貯めるために不可欠だったサイトの名前が連なっています。
私もこの件がプレスリリースされた時は衝撃的でした。いつかは来ると言われていたソラチカ封鎖・改悪が現実のものとなってしまったのです。
改悪後の対策と新ソラチカルートについて
とはいえ、既存のソラチカルートの停止を嘆いていても始まりません。そこで2018年4月以降のソラチカ改悪の対策と新ソラチカルートについて解説していきたいと思います。
今までのソラチカルートの交換率は90%、これは異常に高い交換率だったと言わざるを得ません。今後は70~80%前後が主流になっていくと思いますが、それでもANAマイルを大量に貯めることは可能です。
ポイントサイトでクレジットカードを良い条件の時に1,2枚発行するだけで、羽田-沖縄往復の特典航空券分のANAマイルが貯まるのですから言い過ぎではないでしょう。
新ソラチカルートの目安は70~80%前後です。
次の項では既存のソラチカ封鎖の対策として、新しいソラチカルートを解説していきましょう。
「LINEポイントルート」はソラチカ封鎖後の新ルート
今回のソラチカルート改悪で多くのルートが封鎖されます。これはソラチカを通じてANAマイルを貯めていた陸マイラーにはかなりの痛手となりました。
ところがその中で唯一メトロポイントに交換できるままで、残った中継サイトがあります。それが…
LINEポイント(ラインポイント)です。
LINEポイントはメトロポイントに90%のレートで交換することが可能です。なぜLINEポイントだけが封鎖されなかったのは解りません。勢いのある企業だからなのか、他の中継サイトと違ってインフラの一部という判断なのかもしれません。
LINEポイントが中継サイトとして残ったのでモッピーやハピタス、ポイントインカム、ゲットマネーで貯めたポイントは全てLINEポイントを通過してメトロポイントに交換することが可能になりました。
ただし、LINEポイントに直接交換できるポイントサイトはモッピーだけになります。
モッピーからLINEポイントへの直接交換レートは90.9%、モッピー1,000P⇒1,000LINE pointに交換可能になります。モッピー⇒LINEポイント⇒ANAマイルという新しいソラチカルートを図解すると下記のようになります。
【モッピーからLINEポイントに直接交換】
上記のルートでモッピーポイントをANAマイルに交換すると交換レートは73.6%になります。封鎖前のドットマネーやPeX経由のソラチカルートが90%だったことを考えると少し物足りないですが、それでもかなり高い交換率です。
モッピーはJALマイルもANAマイルも貯めることができるポイントサイトです。特にJALマイルに関しては数あるポイントサイトの中で唯一、高い交換レートを持っています。
詳しくはJALマイルの貯め方の裏技の記事をご覧ください。
他のポイントサイトからのLINEポイントルートの使い方
モッピー以外のハピタスやゲットマネー、ポイントインカムなどのポイントサイトはLINEポイントルートに直接交換するという使い方ができません。
この場合はLINEポイントと繋がっている、他の中継サイトを経由する必要があります。しかも少し長いんですよね、交換ルートで通る中継サイトの回数が多くなっています。
【封鎖後の新ソラチカルート】
上記はハピタス、ゲットマネー、ECナビ、ポイントインカムといったポイントサイトのLINEポイントを利用した新しいソラチカルートの図解です。ワールドプレゼントというのはANA VISAカードのポイントになります。
かなり複雑になっていますが、上記のルートがソラチカ封鎖後の新ルートになりますが合計で6回の交換が必要です。
これは手間はかかりますね、でも…
ANAマイルへの交換レートは81%になります。
こちらも90%には届きませんが、かなり良い交換率と言えるでしょう。
ただ、今までドットマネー(もしくはPeX)⇒メトロポイント⇒ANAマイルと3回の交換でANAマイルに交換できていましたが、4月1日からは合計6回の交換をしないと81%で交換することはできません、これは大変ですよね…。
注目してほしいのはモッピーだけはGポイントへの交換から始めることができます。しかも先にご説明した直接LINEポイントに交換するルートよりも交換レートがよいのです。
Gポイントは本来、交換手数料5%がかかるのですが、「交換手数料無料対象広告」という制度があります。楽天やYAHOO!ショッピングをGポイント経由で利用するだけで、交換手数料がポイントバックされます。
ソラチカルートが封鎖されてからはGポイントは重要な中継サイトになります。
Gポイントの登録はこちらからどうぞ。
ソラチカ封鎖後のANAマイルの貯め方について
今回のソラチカルートの改悪は多くの中継サイトが封鎖されるという、陸マイラ―にとっては厳しい制度変更となりました。
新しいソラチカルートを模索するにあたって、際立ったのはモッピーの使いやすさです。モッピーは直接LINEポイントに交換できるルート(73.6%)を持っていて、且つ間接的にLINEポイントに交換する方法(81%)も少ない交換回数で行うことができます。
さらにはJALマイルへの交換率が90.9%とポイントサイトの中で断トツに高く、モッピーでポイントを貯めれば今回のような改悪や封鎖のリスクもかなりの確率で回避することができるでしょう。
そういう意味での環境整備はモッピーが一番進んでいると言えるし、JALマイル施策の秀逸さを見ていると常に陸マイラ―の方を見ているとも言えますね。
ポイントサイトはひとつに絞るべきなのか?
ポイントサイトを分散させるか、ひとつに絞るべきかはとても難しい問題です。
なぜならポイントサイトは運営会社によって案件の得手不得手があるため、一概にはここが良いとは言えません。試しにざっくりと各ポイントサイトの特色を書き出してみましょう。
・モッピー…JALマイル90.9%の交換率は最強。ANAマイルの交換ルート整備もどこよりも早い。案件は独自性があるものを頻繁に出し、その際は最高還元も多い。
・ハピタス…紹介制度の還元率が最強クラス。キャンペーンも多く、頻繁に利益度外視の案件を出すことがある。
・ゲットマネー…Yahoo!ショッピング2%還元はここだけ。プロバイダ系やネスカフェ関連の広告は常に最高還元クラス。
・ECナビ…週末を狙って最高還元案件を用意する傾向がある。楽天カード17,000ptはもはや伝説。
・ポイントインカム…時々、大爆発する案件を用意するサイト。他のポイントサイトとはひと味違った案件も見られる。
上記のように各ポイントサイトには特色があるため、それぞれの強いところを上手に利用するのが良いと思います。
ただし、ベースとなるポイントサイトは決めた方が良いと思います。今回のように改悪や封鎖の事態に素早く動けるのはモッピーかなとも思いますが、まずは自分に合う基本のポイントサイトを決めて、他のポイントサイトの特徴を掴んでは如何でしょうか?
ソラチカ封鎖後の新ルートに対応するポイントサイト
2018年4月、ソラチカルートが封鎖されると、陸マイラ―にとってのポイントサイト業界はどのように変化するのでしょうか?
おそらく各社、新しい提携が少しずつ始まって違うルートが発生するかもしれません。しかし現時点ではそれはまだ誰にも分らないことです。
今日ご紹介したポイントサイトに触れた記事のリンクを掲示しておきます。この記事を読んでくれた皆様にとって、マイルがいっぱい貯まる年になることをお祈りしています。
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