成田空港第二ターミナルに日本で初めての到着時免税店がオープンした。
到着時免税店とは日本帰国時や入国時に到着ロビーにて免税で買い物ができるお店になる。場所は成田空港第二ターミナルの入国検査場の手前にオープンした。
日本人が帰国時にタバコやお酒といった免税品を気軽に購入できる到着時免税店は、お土産を買い忘れた時にかなり役に立つのではないだろうか?
今はまだ品揃えはそこまで豊富ではないが、到着時免税店は海外旅行のお土産の買い方を変えるかもしれない。
今回は僕が実際に利用した成田空港の到着時免税店の体験談を書こう。
JALマイルを貯めている皆さんに朗報だ。僕は普段JALを利用することが多いので、到着時免税店がJALの利用する成田空港第二ターミナルにできたことはとても喜ばしい。
日本人は長らく到着時の免税店とは無縁な状態だったので、海外から帰国した人はほぼ素通りしていく状態だった。けれども今まで出国時にしか買えなかった免税品を帰国時に買えるのはとても便利なことではないだろうか?
日本で初めての到着時免税店が成田空港第二ターミナルにOPEN
成田空港第二ターミナルに到着時免税店ができたのは2017年9月上旬になる。法律の改正により到着時免税店が可能になったというニュースは聞いていたが、もうできているとは思っていなかった。プレスリリースは下記の通りになっている。
2017年9月1日に第2ターミナルに日本で初めての到着時免税店「Fa-So-La
ARRIVAL DUTY FREE」がオープンいたします。今まで海外へのご出発時にしかお買い求めいただけなかった免税品がご帰国時にもお買い求めいただけるようになります!
ご旅行中にたくさんの荷物を持ち歩くのは大変だからとお買い物をあきらめていた方も、これからはそんな心配をすることなくご帰国時にショッピングをお楽しみいただけますよ。
https://www.fasola.jp/news/pdf/pdf-news-170901_jp.pdf
なんだか妙に馴れ馴れしい文末に違和感を感じるが、日本で初めての到着時免税店の名称は「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE」というそうだ。
成田空港第二ターミナルはJALが利用するターミナルなので、JALマイラーの僕としてはグッドニュースになった。
到着時免税店の行き方
日本で初めての到着時免税店の行き方はとても簡単だ。帰国時に必ず入国審査場に向かう通路沿いにある。
<到着時免税店MAP>
上記の地図のように2ルートある入国審査場への道のりそれぞれに1店舗ずつオープンしているので、注意していれば見落とすことはないだろう。
僕はJAL便でフランスから帰国した時に、到着時免税店が新設されたことも知らずに歩いていた。通常は到着ターミナルの照明は少し薄暗いイメージがあるが、入国審査場へ向かう途中に明らかに異彩を放つ店舗が目に入ったのだ。
免税で買えるものは外国産のタバコとお酒
今回新たにオープンした到着時免税店で購入できるものは外国産のタバコとお酒とのことだ。販売されているブランドや到着時免税店についての説明は下記の通りになる。
到着時免税店ってどんなお店?
■どこにあるの?
海外渡航先からご帰国の際、飛行機を降りた後、税関検査場まで向かう途中にあります。
■商品の値段は?
出発時にご利用いただける従来の免税店と同じく、関税やたばこ税、酒税などが免除された免税価格となっています。
■何が買えるの?
外国産のたばことお酒をお買い求めいただけます。取扱いブランド
●酒/ワイン・スピリッツ
JOHNNIE WALKER/CHIVAS REGAL/Ballantine’s/ROYAL SALUTE/シングルモルト各種/Hennessy/REMY MARTIN/PATRON/KRUG/Dom Perignon/WINE/茅台酒 他
●たばこ
Marlboro/iQOS/KENT/KOOL/LARK/LUCKY STRIKE/AMERICAN SPIRIT/VIRGINIA SLIM/中華/玉渓/雲煙/Davidoff Cigar/COHIBA/CAFÉ CRÈME 他
ざっと店内を見渡してみると確かに外国産の免税品しかない。けれども世界で95%以上の売上を日本で占めるアイコスが置いてあるなど、日本に帰国する旅行客には嬉しい品ぞろえもあった。
到着時免税店を画像で解説!
それでは店内の画像を見てみよう。日本て初めての到着時免税店の一番の特徴は店舗設計におけるライティング、つまり照明の使い方にとても力を入れている。(と、僕は感じた)
上記の画像は何も加工していない、僕のiphoneで撮影したものだ。間接照明からスポットライト、商品を陳列している什器からも光が出ていたのが印象的だった。帰国時に疲れているあろう旅行者に商品を見やすく陳列するという意図があるのだろうか。
お酒の棚に行くと一流どころのブランドがズラリと並んでいる。ドンペリ、シーバス、レミーマルタン、モエシャン…これだけ品揃えが豊富なら「お世話になったあの人のお土産を買い忘れた…」という時も安心して利用できるだろう。
タバコも外国産がズラリと並ぶ。先ほど説明したがアイコスがあるのはポイントが高いと思う。ただし元々たばこ税が低いのであまり割安感はないけれど。
ちなみにアイコスは国内価格4,600円が免税店では3,700円で購入できる。900円お得なのだ。但しメビウスなどの通常の紙巻きタバコは1,500円くらい安くなるのでお得度は少し低くなる。
レジもとてもおしゃれな作りだ。店員のお姉さんに写真を撮ってもよいかと尋ねたら、とても素敵な笑顔で「いっぱい撮ってくださいね♡」と言われた。まだお客さんも少なくて少し寂しそうだったかな…
店の外に看板があったのだが、注意すべき点はコレになる。乗り継ぎの場合は使えないし、出国後にフライトがキャンセルになった場合は利用できない。行きに僕が遭遇したATB(エアターンバック)、つまり一度飛び立った飛行機が戻ってからキャンセルになっても多分無理だろう。
僕が経験したJALのエアターンバックについてはJAL国際線の航空機遅延の補償対応の体験談 を読んでみてほしい。20年以上勤務しているCAさんでもあまり経験した人がいないというATBの貴重な体験談だ。
まとめ:日本で初めての到着時免税店を利用して
結局僕は日本で初めての到着時免税店を「僕史上初めて」利用して免税範囲内のアイコスをひと箱買ってみた。通常の免税店と同じようにパスポートと航空券を出してからの支払いとなった。
海外旅行などで日本に帰国したときに免税店を利用できるというのはとても便利なことだと思う。到着時免税店は「利用する・しない」に関わらず、買い忘れたお土産を調達する新たな手段として秀逸だ。
そう、これはまさにお土産革命。
そう言っても言い過ぎではないだろう。ちなみにこの到着時免税店は年内に成田空港の第一、第三ターミナルにもOPEN予定とのことだ。これから成田空港を利用する機会のある方は、ぜひ帰国の際に一度覗かれてみては如何だろうか?
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