2017年10月22日、プロボクシングのWBA世界ミドル王座決定12回戦、村田諒太がついに雪辱を果たした。前回2017年5月に疑惑の判定で理解できない判定負けを喫した相手、アッサム・エンダムとの因縁の再戦試合でついに勝利して世界チャンピオンとなったのだ。
まさに嵐を呼ぶ男とはこのことだ。タイトルマッチ当日は日本列島に台風が襲来し、衆議院選挙と同日になった。政治・自然のビッグイベントと共にWBAミドル級の世界戦は行われたのだ。
前回はエンダムのアマチュアボクシングのような軽快なフットワークに苦渋を舐めたが、今回はエンダムがガードを高く上げてくる意外な展開。1ラウンドからお互いに近い距離で激しく打ち合う展開となった。
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試合結果速報:村田諒太選手ノックアウトで勝利!
試合前、前回よりもリラックスした表情でリングに向かう村田諒太選手、周囲とハイタッチを交わしながらの入場だった。対象的に緊張の表情で入場してきたエンダムに対し、解説の香川照之がこうコメントする。
「我々にとって憎きエンダムですね~」
香川さん、そこまで言わなくても…と思いながらも共感してしまう自分がいる。他の解説陣は井上尚弥と長谷川穂積、ビッグネームを迎えてゴングが鳴った。
今回は前回のように手数だけではポイントを稼げないことが解っているエンダムはあえて足を止めて強打を放つ。それを迎え撃つ村田は試合前の宣言「リスクを取って倒しに行く」という言葉通りに打たれても前進し続ける展開となった。
第6ラウンドに村田のストレートがきれいにエンダムの顔にクリーンヒットすると、エンダムがガクっと膝を落とした。エンダムのセコンドの指示も前回と違い「攻めろ」という指示が出ていた。老獪なエンダムのセコンドも今回は前回のような魔法は使えないようだ。
そして第8ラウンド開始前、エンダムが棄権して村田選手のTKO勝ちが確定した!!
相手の心をへし折る戦い、ボクサーとして理想的な勝利だろう。おめでとう!村田選手!!
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前回のWBAの疑惑の判定
僕は前回の村田‐エンダム戦をテレビで観戦していた。中盤でダウンをしたエンダムは試合後半からあきらかに防戦一方になった。判定になれば村田選手の勝利はあきらかに見えた。けれども最終ラウンドになっても逃げまわるエンダムは試合を諦めたようにも思えた。
けれども僕が違和感を感じたのは試合終了のゴングの直後だ。満面の笑みでエンダムを迎え入れる年配のセコンドを見て、僕は背筋に冷たいものが走るのを感じた。エンダムはセコンドの指示通り動いていただけだった。
そして他のセコンドが失望感を露わにする中で唯一満面の笑みを浮かべる年配のセコンド・・・彼は確かに勝利を確信しているように僕には見えた。
その時の記事は村田諒太選手の試合結果は判定負け~対戦相手は勝利を確信していた?ボクシングの判定基準とは~を読んでほしい。
そして結果は皆さんの知る通り疑惑の、いや、理解できない判定となったのだ。
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村田諒太の世界戦への再戦の道のり
エンダムとの世界戦への道のりは険しかった。JBCがWBAに抗議するのも遅かったし、WBAがジャッジを資格停止処分にしたりと迷走した。
WBAのメンドサ会長が再戦を命じてからも混乱し、正式に決定したのは夏ごろだったと思う。
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衆議院選挙よりも村田諒太を取ったフジテレビ
村田諒太とエンダムの再戦の日程は運悪く衆議院選挙と重なった。業界的には選挙時に他の番組を放映するのはある種の禁じ手らしいが、視聴者が望むものを流すのがテレビ局のミッションだとすれば間違っていない。
僕にとっての選挙特番はNHKとテレビ東京の池上先生だけで十分事足りる。
まとめ:ありがとう!村田諒太選手
WBAは今回はレフェリー陣も一流どころを揃えて存在意義を世の中に問うていた。前回の試合の後に自称ボクシング通と名乗る人々がエンダムの勝ち試合だと論じている姿を見て、僕は世の中には色々な人がいるんだなあと感じたのを覚えている。
そんな僕のもやもやは今日の試合で全て拭き取んだ。村田諒太チャンピオンのこの晴れやかな笑顔を見てほしい。決して届かないと思うけど、声を大にして言いたい。
ありがとう村田諒太選手!そして世界チャンピオンおめでとう!!
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