僕の嫁さんは陸マイラー活動の良き理解者だ。ブログやポイントサイトの案件の為に自由な時間をくれる彼女はまさに良妻賢母、3歳の娘の世話も任せっきりだった。
JALマイルを20万マイル近く貯めた僕達は念願のJALビジネスクラスでハワイ旅行にも出掛けた。僕のJALマイラーとしての成果は彼女の協力に寄る所が大きいのは疑いの余地はない。
ところが僕は知らず知らずに「悪魔の契約」に判を押していた。悪魔は僕が1年間でもっとも仕事が忙しい8月に「嫁さんが1週間友達と旅行に行く」という形で現れた。僕は抗う術もなく「3歳の娘と1週間2人きり」で過ごさなければならなくなったのだ。
JGC修行は乗り切れたけど、僕は1週間の父親修行を解脱することができるのだろうか?嫁さんが出発して数日間、僕と娘の生活を赤裸々に語ろう。
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ついに嫁さんが友人との海外旅行に出発してしまった。アラフォーの新米パパの僕は毎日悪戦苦闘中だ。正直、3歳の娘をひとりで世話することがこんなに大変だとは思わなかった。
娘は未だ世界は自分を中心に回っていると信じている年頃だ。それでもママがいないことを必死に理解しようとする、そんな姿も愛おしく見える。今回は世の中の母親と呼ばれる全ての人々に敬意を表しながら父親修行への思いを綴りたい。
目次
前回のあらすじはこちらから
嫁さんは自由な時間の代償に友人とのベトナム旅行をひっそりと温めていた。いつだか仕事と育児に疲れていた彼女に「旅行にでも行って来たら?」という僕の提案を超拡大解釈した結果、旅程はなんと1週間になった。
そのお陰で僕は3歳の娘と初めて1週間を2人で過ごすことになる。ついに嫁さんが僕と娘を残してベトナム旅行に出発した。アラフォーの僕は娘と2人で1週間生活できるのだろうか?
前回までの記事はJALマイルを貯める代償~あるJAL陸マイラーが嫁と交わした悪魔の契約を読んでほしい。この記事についてはなんと200件を超える「はてなスター」を読者の皆様から頂いた。この場を借りて感謝の意をお伝えしたい。
www.hanayao.xyz
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「あなたの物はアタシの物、アタシの物もアタシの物?」
僕は今、超絶に心配していることがある。それは嫁さんがベトナムで体調をくずしていないか?とか、バイクに引かれてないか?なんて心配はしていない。
彼女は旅行に際して僕の分身ともいうべきクラシックフライト、リモワのスーツケースを持っていった。心配なのは僕の大事な…
「リモワ・クラシックフライトは無事に帰ってくるだろうか?」
という事だ。
リモワのクラシックフライトは物欲のあまりない僕が20年来の想いをかけて、昨年購入した逸品だ。僕のクラシックフライトへの熱い想いはリモワのスーツケース「クラシックフライト」を買って後悔した5つのこと を読んでほしい。
嫁さんがリモワを持って行ったことを心配している僕を、皆さんは「ケチ臭い」と思うかもしれない。けれども僕の嫁さんは超現実主義なので「モノが壊れたら買えばいいじゃん」と言うタイプだ。
僕がリモワを買って間もない頃にタクシーの運転手があまりに手荒く扱うので、不安げな表情をしていたら軽蔑の視線とセットでこんな風に言われたことがある。
「あーあ、そんなに心配なら高いもの買わなきゃいいのにね・・・」
モノへの思い入れが存在しないタイプの人間に大事なモノを貸すほど恐い事はないだろう。
以前にも僕の別のスーツケースを友達に貸す時に、勝手にステッカーを剥がされた事がある。僕のお気に入りだったギラギラ光るブルース・リーのステッカーは、友達に貸すには恥ずかしいという理由だそうだ。
そこには夫婦という運命共同体以上にジャイアン的思想が存在する気がしてならない。嫁の無事よりもリモワの無事を心配する僕の器が小さいことに異論はないのだけれども…。
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3歳の娘の心境は如何に?
ママが突然いなくなった3歳の娘の心境はどうだろうか?嫁さんが旅立ったことに気づいた朝は大変だった。ベランダに出て道行く女性を指さしながら「あれはママ?あっちは?」と繰り返す娘を見て僕は居たたまれなくなった。
3歳というのは微妙な年齢で、現実を受け入れる理解力と本能の狭間で娘は戦っているように思える。「ママはりょこうにいったんだよね」と笑顔でいう時もあれば「ママのいるところにいきたい~」と大泣きする時もある。
夜寝る時に僕と2人だと気づいた時の残念そうな顔も印象的だ。母親という存在の偉大さを改めて実感するけど、今の僕には泣いてる娘を抱き上げて少しでもご機嫌にさせてあげることしかできない。嫁さんが帰ってきたらたっぷりと甘えさせてあげよう。
3歳の娘は頭では「ママがしばらくいない事」を理解しているようだし、受け入れてるようだ。そんな娘の姿を見て父親の僕は猛烈に感動している。娘が頑張っているのに僕の心が折れてる場合じゃない。
父親修行くらい軽く乗り越えてやろうじゃないか。
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困った時は思い切って叫んでみよう
こんな時に嬉しいのは仲間からの応援だ。プライベートでは子育ての話をあまりしないけど、困った時はツイッターで叫べば誰かがアドバイスをしてくれる。コメントやいいねをしてくれた皆さん、本当にありがとう。すごく勇気付けられました。
ゴメンよ、これがパパの限界だ…(´・ω・`) pic.twitter.com/uJzPQ7HI1g
— hanyao@娘と2人きり(*´꒳`*) (@hanyao10) 2017年8月16日
拙いキャラ飯だったけど 娘はすごく喜んで食べてくれた。キャラ飯グッズは僕にも簡単に使えて便利だ。娘が楽しくご飯を食べられるなら色々と買いそろえてみようと思う。
以前にも、僕は上海で飛行機に乗り遅れそうになった時にツイッターで叫んだことがある。その時の皆さんの的確なアドバイスや応援は忘れられない。ブロガーというのは一見孤独だけれど顔が見えないが故に響くところも大きいと感じるエピソードだ。
その時の記事は海外で飛行機に乗り遅れそうな時の教訓~JALに2度乗り遅れた僕が勧める国際線、国内線で取るべき行動とは?を読んでほしい。
僕はこれからもピンチの時は叫ぼうと思うし、誰かのピンチを呟きには共感して行こうと思う。なぜなら危機感なんて共感によって半減するものだからだ。後はブロガーとして如何にネタにできるか…というところだろうか?
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嫁さんからの連絡
ところで肝心の嫁さんは何をしているのだろうか?「報連相」という概念の全くない彼女はなかなか連絡をくれないのだ。そんな風に少しやきもきしていると画像が送られて来た。
嫁「シーフードだよー!」
ごめんなさい、なんだかよく解らないし全然美味しそうじゃない…。
嫁さんからは画像とともに娘の状況を案ずる内容や粗大ごみを出してほしい、メルカリが売れたから発送するようになどの指示が含まれていた。彼女はどうやらベトナム旅行を満喫している様子だ。
今回の状況をあまり悲観的な記事にすると「おいおい大丈夫か?」と心配されてしまうので補足しておこうと思う。
旅は僕の家族を成長させてくれる。それが友人とであっても、初めて娘と1週間も離れた嫁さんは何かを得て帰国してくれるだろう。「左脳派の僕」と「右脳派の嫁さん」はこうして少しずつ家族としての形を積み上げていくと信じている。
そう思うと、こないだの家族でのハワイ旅行は良い経験だった。JALマイルを貯める過程もそうだったし、現地で苦労したことも家族の大切な思い出だ。
その時の記事はJALビジネスクラスで行くハワイ旅行~ハワイとJALとマイルがくれたもの~ を読んでほしい。
嫁さんには「娘の事は僕に任せてリフレッシュしてね」とメールを返した。本当は「毎日がお祭り状態」なのだけれども。そんな僕の状況よりも今は、存分に母親休暇を楽しんでほしい。
まだまだ僕達の人生は長いのだから休息は必要だ。
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JALマイラーの僕の次の計画
今週は娘と2人きりの生活に悪戦苦闘している僕にも既に次の旅の計画が存在する。目的地はヨーロッパ方面だ。
既にJALのフライトは予約済だ。実を言うとヨーロッパにJAL便で行くのは久しぶりで今回はJMBサファイアになってから特典航空券以外で、初めて長距離便の搭乗になる。
更にはヨーロッパ内での移動に関してはエールフランスを多用するので上級会員になれるクレジットカードを作ってみたりした。まだ届いていないけどワクワクしている。
エールフランスの上級会員になれるクレジットカードの記事はクレアさんの記事を参考にしてほしい。
後はせっかくのJALのヨーロッパ便なので、有償・無償に関わらずアップグレードできたら最高だろう。ボーイング787-9のビジネスクラスに乗れたら楽しそうだ。
あとがき:JALマイルを貯める代償「父親修行」の解脱に向けて
僕は今、来たるべき週末に向けて戦々恐々としている。イクメンではない僕は娘を楽しませてあげられるのだろうか?もうなるようにしかならないのでプールにでも連れて行こうかと思うのだけど、娘が少し風邪っぽいことが気になっている。
前回の記事を書いた時にある人から「今を楽しんでください」というアドバイスを貰った。小さい頃の子育ては大変だけど、多分一番楽しいのも今頃なのだろう。
嫁との「悪魔の契約」によって突然始まった父親修行だけど、残りの時間を全力で解脱したいと思う。僕の気持ちは至ってポジティブ、娘が泣こうが喚こうが2人で楽しんでみせよう。
「頑張る時も楽しい時も、いつも今しかないのだろう」
ちなみに僕が嫁さんとJALマイルを貯めた方法を記事にしている。JALのビジネスクラスに興味がある人はJALマイルの貯め方・無料で180,000マイル以上のJALマイルを1年間で貯めるお得な貯め方を公開します。を読んでみてほしい。
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