ついにJALマイルでハワイアン航空の特典航空券の予約・発券が可能になりました。しかも乗り継ぎ便にも対応しています。
JALマイラ―に取って念願のハワイアン航空の特典航空券が予約可能…
これほどのビッグニュースが他にあるでしょうか?
JALとハワイアン航空は2018年3月25日より「包括的業務提携」を開始しています。ただし、提携スタート時点では将来的にJALマイルでハワイアン航空の特典航空券を予約・発券できるかどうかは明確な回答はありませんでした。もちろんその時点ではJALマイルは使用できませんでした。
コードシェア便やラウンジの相互利用程度にとどまり、いつからかJALマイラ―の間では話題にも登らなくなったタイミングでの今回のハワイアン航空の特典航空券をJALマイルで取れるという発表になりました。
気になるのは特典航空券に必要なJALマイル数や可能な路線、そして期間はいつからなのでしょうか?JALとハワイアン航空の新たなステップについて解説していきましょう。
目次
JALマイルでハワイアン航空の特典航空券を予約・発券できるのはいつから?
JALマイルでハワイアン航空の特典航空券を予約・発券ができるのはいつからでしょうか?
2018年10月1日13時から、JALマイルでハワイアン航空の特典航空券が予約できます。
ハワイ路線は特典航空券の激戦区、JALマイルを必要数以上持っていてもなかなか希望の日時に空きがないのが悩みの種でした。(それでもANA特典航空券よりは取りやすかったと思います)
JALとハワイアン航空が包括的業務提携を開始するという発表があった時に、「もしかして特典航空券も相互利用できるのか?」と色めき立ちましたが、実際には発表はありませんでした。むしろ利用できないということだったので、いつからかこの話題はどこかへ消えてしまったようした。
JALとハワイアン航空が提携するときの記事はJALとハワイアン航空、マイルやラウンジ提携のメリットとデメリットという記事をご覧ください。
ハワイアン航空でJALマイルが貯まる・使える、特典航空券を取れる!
ところが実際にはJALマイルでハワイアン航空の特典航空券を取れるようになりました。
それだけでなく、今までJAL便名のコードシェア便でしか貯まらなかったJALマイルがハワイアン航空便でも貯まるようになったのです。つまり有償航空券・無償の特典航空券に限らず…
JALマイルでハワイに行く方法が大きく広がったと言えるでしょう。
2018年9月13日のJALのプレスリリ―スには下記のように記載がされました。
~JALとハワイアン航空(HA)のご搭乗でマイルをためる・マイルをつかう~
Your Style8
ハワイアン航空とのマイレージ提携開始JALとハワイアン航空は、10月からマイレージプログラムの提携を開始し、相互にマイルをためて、つかえるようになります。この提携により、JALマイレージバンク会員の皆さまは、ハワイアン航空便名(JL・HA運航便)の国際線およびハワイ諸島間のフライトのご利用でJMBマイルをためることができます。また、ためたマイルをハワイアン航空の特典航空券へ交換することも可能となり、ハワイへのご旅行がさらに便利になります。
マイル積算開始日: 2018年10月1日(月) ご搭乗分より
特典航空券受付開始日: 2018年10月1日(月) 13時より(日本時間)
詳細URL: http://www.jal.co.jp/inter/route/codeshare/ha/index.html#HA_AIRLINE
今回のプレスリリースのポイントは2つあるので書き出してみました。
・ハワイアン航空に搭乗してJALマイルを貯められる
・JALマイルでハワイアン航空の特典航空券を予約・発券できる
今まではハワイアン航空のコードシェア便にJAL便名で乗る時だけマイルを貯めることができたのですがが、今回からはハワイアン航空便に搭乗してもJALマイルが貯まるのです。(もちろんJALのマイレージ番号の申請が必要)
そして一番大きいのはJALマイルでハワイアン航空の航空券が取れるようになることに他なりません。
ハワイアン航空のJALマイル特典航空券の対象路線、乗り継ぎ便
それではJALマイルでハワイアン航空の特典航空券を予約・発券する際の必要マイル数や対象路線を見てみましょう。
対象になる発着路線の日本の空港は下記の4つの空港になります。
・東京(成田・羽田)
・大阪(関西)
・名古屋
・札幌(新千歳)
この中で注目すべきはハワイアン航空の特典航空券なら羽田‐ホノルル路線、札幌‐ホノルル路線でJALマイルが貯まる・使えることです。
JALのハワイ路線では羽田‐ホノルルは2017年には廃止されていますのでJALマイラ―としては非常に嬉しいところです。また札幌からも直行便でホノルルに行けるのもJALの就航路線外なので嬉しいところでしょう。
そして対象路線のハワイの空港は下記の通りになります。
・ホノルル
・ハワイ島(コナ)
・カウアイ島(リフエ)
・マウイ島(カフルイ)
これによりJAL便やANA便でホノルルに入ってからのハワイ諸島内移動もJALマイルの特典航空券で賄えるようになりました。JALマイルの使い方の幅がぐっと広がった感じがします。
さらに今回の発表で特徴的なのは「ハワイアン航空の乗り継ぎ便」も含まれていることです。
・ホノルル-タヒチ(パペーテ)
・ホノルル-ブリスベン
・ホノルル-オークランド
・ホノルル-シドニー
と言ったハワイアン航空の就航路線の乗継便もJALマイルを使用して特典航空券で予約・発券することが可能になります。ちょっとマニアックですがハワイとオーストラリアを連続して旅することも可能になりますね。
ハワイアン航空の特典航空券の予約に必要なJALマイル数は?
JALマイルでハワイアン航空の予約に必要なマイル数も既に発表になっています。少し複雑なので表にしてみました。
エコノミークラス特典航空券のJALマイル数
総旅程距離(マイル) | 必要マイル数 | 必要マイル数 | 対象路線例(往復旅程) |
---|---|---|---|
2018年11月19日まで | 2018年11月20日から | ||
1~1,000 | 15,000 | 12,000 | ホノルル-ハワイ島(コナ) ホノルル-カウアイ島(リフエ) ホノルル-マウイ島(カフルイ) |
4,001~6,000 | 37,000 | 37,000 | ホノルル-タヒチ(パペーテ) |
6,001~8,000 | 39,000 | 45,000 | 札幌(新千歳)-ホノルル-カウアイ島(リフエ) 札幌(新千歳)-ホノルル-マウイ島(カフルイ) |
8,001~10,000 | 40,000 | 47,000 | 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋-ホノルル-カウアイ島(リフエ) 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋-ホノルル-マウイ島(カフルイ) ホノルル-ブリスベン ホノルル-オークランド |
10,001~12,000 | 50,000 | 50,000 | ホノルル-シドニー |
12,001~14,000 | 55,000 | 55,000 | 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋-ホノルル-タヒチ(パペーテ) |
14,001~20,000 | 60,000 | 70,000 | 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋/札幌(新千歳)-ホノルル-オークランド |
ビジネスクラス特典航空券のJALマイル数
総旅程距離(マイル) | 必要マイル数 | 必要マイル数 | 対象路線例(往復旅程) |
---|---|---|---|
2018年11月19日まで | 2018年11月20日から | ||
1~1,000 | 15,000 | 12,000 | ホノルル-ハワイ島(コナ) ホノルル-カウアイ島(リフエ) ホノルル-マウイ島(カフルイ) |
4,001~6,000 | 37,000 | 37,000 | ホノルル-タヒチ(パペーテ) |
6,001~8,000 | 39,000 | 45,000 | 札幌(新千歳)-ホノルル-カウアイ島(リフエ) 札幌(新千歳)-ホノルル-マウイ島(カフルイ) |
8,001~10,000 | 40,000 | 47,000 | 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋-ホノルル-カウアイ島(リフエ) 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋-ホノルル-マウイ島(カフルイ) ホノルル-ブリスベン ホノルル-オークランド |
10,001~12,000 | 50,000 | 50,000 | ホノルル-シドニー |
12,001~14,000 | 55,000 | 55,000 | 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋-ホノルル-タヒチ(パペーテ) |
14,001~20,000 | 60,000 | 70,000 | 東京(羽田・成田)/大阪(関西)/名古屋/札幌(新千歳)-ホノルル-オークランド |
ハワイアン航空の特典航空券予約でJALマイルの使いやすさが飛躍的に向上
今回、ハワイアン航空の特典航空券をJALマイルで予約できるようになったことで、使いやすさがグッと上がったように感じます。
今までハワイ諸島に旅行で行く時はホノルルまではJALマイル特典航空券、それ以外は有償で…という使い方が一般的でした。しかし、これからはハワイアン航空の特典航空券という新しい選択肢も増える訳です。これはJALマイルを貯めている人にとっては非常に有益ではないでしょうか?
JALマイルの提携航空会社には注意点も
ただし、注意しないといけない部分もあります。それはJALマイルの提携航空会社には「適用外ルール」が存在することが多いです。
例えばJALはエミレーツ航空とアライアンス外で提携していますが、東京‐ドバイ間は競合してしまうため、有償航空券であってもほとんどのクラスでJALマイルを貯めることができません。
ハワイアン航空との提携はまだ全貌が明らかになっていないため、これから「適用外路線」が発表される可能性があります。
例えば先に出した必要マイル数の一覧表の中には「成田‐ホノルル」の往復と言う表示がありません。表示はあくまでも「成田‐ホノルル‐カウアイ島(もしくはマウイ島)」となっています。この表示がどういう意図なのでしょうか。
念のためハワイアン航空の公式サイトを確認すると10月1日からはJALの特典航空券をハワイアンマイルズで「ホノルル‐成田」が取れることになっているので問題ないとは思いますが…
詳細はいずれ明らかになりますしJALマイルを使ってハワイに行くための幅が広がったのは間違いありません。その部分についてはJALマイラ―として素直に喜びたいと思います。
JALマイルを貯める方法について
今回のハワイアン航空との本腰のマイル提携のように、JALはアライアンスの枠を超えた取り組みを拡大しています。
以前からJALマイルとANAマイルのどちらを貯めると良いか?という議論がありますが、これでまたひとつ結論がでるような気がします。その結論とは…
使いやすさを考えたらJALマイルを貯めるべき。
と言うところでしょう。元々JALマイルはハワイ路線の特典航空券がANAより取りやすいという部分に定評がありました。JALとハワイアン航空のマイル提携が本物なら断然JALマイルを貯めるべきでしょう。なぜならANAマイルで予約できるハワイアン航空の特典航空券はハワイ諸島間に限定されているからです。
JALマイルの貯め方はそんなに難しくありません。私は年間20万マイル以上を貯めていますがその方法を下記に記載しておきますので参考にしてください。
またJALとANAについて書いた記事はJALとANAどちらが人気か比較という記事をご覧ください。
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