JALファーストクラス、それは憧れの響き…ファーストクラスの座席に座る体験は一部のVIPにのみ許された特権だと思っていた。実際に東京‐ニューヨークのJALファーストクラスの料金を調べると約200万円程の料金となっている。
しかし、世の中には庶民の僕にも手が届くファーストクラスもあったりする。それが…
JAL国内線ファーストクラスの存在だ。
国内線と侮るなかれ、JAL国内線ファーストクラスの座席や機内食、そしてサービスは素晴らしい。しかもVIP用のラウンジもJALファーストクラスに搭乗すれば利用することができる。
僕が人生で初めて「ファーストクラス」と名の付く座席に座った搭乗記、少しばかりの料金を上乗せすれば誰でも経験できる夢の座席、JAL国内線ファーストクラスの体験記録をここに記そう。
JAL国内線ファーストクラスの搭乗記、伊丹のラウンジや値段、機内食などの体験を綴る
皆さんはファーストクラスと名の付く座席に座ったことがあるだろうか?このブログの読者には紳士・淑女が多いので(想像)、もしかしたら乗ったことがある人もいるのかもしれない。けれども僕には…
そんな経験は…あるはずがない。
最初に説明した通り東京‐ニューヨークまでのJAL国際線ファーストクラスの料金は往復で200万円、伊達や酔狂で支払える金額じゃあないだろう。そんな僕を救うためではないと思うが、JALは2007年から国内線ファーストクラスを運航している。
「日本の空に上質な時間が流れる最上級のおもてなし」
そんなJAL国内線ファーストクラスのキャッチコピーに心をわしづかみにされた僕は、少し無理すれば手の届く「最上級のおもてなし」を体験すべく、JAL国内線ファーストクラスを予約したのだった。
目次
- JAL国内線ファーストクラスの料金や予約に感じたこと
- 当日アップグレードはJALファーストクラスの座席に空きがあれば可能
- 差額は8,000円、ファーストクラスの座席は高いか安いか?
- 伊丹‐羽田路線のJAL国内線ファーストクラス搭乗記
- ファーストクラス専用チェックインカウンターを利用
- VIP専用の保安検査場を通過
- ダイアモンド・プレミアラウンジでくつろぎのひと時を
- ちょっとひと息:JALファーストクラスに特典航空券で乗る方法があるって知ってる?
- いよいよJAL国内線ファーストクラスに搭乗!!
- 座席が秀逸!JAL国内線ファーストクラスの座り心地は最高だった
- JAL国内線ファーストクラスの機内食の感想
- 森伊蔵などお酒やドリンクが豊富なJALファーストクラス
- ファーストクラスの機内食、伊丹‐羽田路線は時間が短い
- 機内サービスもファーストクラスだったJALのCAさん
- JALの都道府県切手シールは現在配布中
- JAL国内線ファーストクラス搭乗記の総括:8,000円の価値があると評価したい!
- 後日談:ANA国内線のファーストクラス「プレミアムクラス」搭乗記
- JALに関連のある記事はこちらもどうぞ
JAL国内線ファーストクラスの料金や予約に感じたこと
まずはじめにJAL国内線にはファーストクラス・クラスJ・普通席の3種類の座席があることを理解してもらおう。ファーストクラスと普通席は読んで字のごとくなので説明は割愛するがJALには「クラスJ」という座席が存在する。
クラスJは普通席の料金に1,000円足すだけで、より広い座席に座れるという素晴らしい座席として人気が高い。僕の友人のオカちゃんはクラスJに座る為の1,000円を「世界で一番価値のある1,000円の使い方」と表現するほどのレベルだ。
僕の友達のオカちゃんが陸マイラーになっていくお話は初心者マイラー育成日記を読んでほしい。
しかし、僕が考えるクラスJの一番のメリットは座席ではない。それは…
CAさんから名前で呼んでもらえることだ。
機内でCAさんから「お客様」と呼ばれるのと、「はにゃお様」と名前で呼ばれるのは訳が違う。え、よく分からない?そう思った貴方は今すぐブラウザの「×ボタン」をクリックして頂いても結構だ。(ウソです、ごめんなさい)
そういう訳でJAL国内線のクラスJはファーストクラスよりも人気の座席となっている。ただし、座席数が違うのでどちらも予約時に満員御礼になることが多いのだ。
ちなみにファーストクラスの座席の料金は普通席に+8,000円となっている。果たしてこの8,000円は「世界で一番価値のある8,000円の使い方」と呼べるのだろうか?検証していきたい。
当日アップグレードはJALファーストクラスの座席に空きがあれば可能
当日アップグレード
ご搭乗日当日、出発空港にてファーストクラス、クラス Jに空席がある場合は、アップグレードを承ります。当日アップグレード料金
ファーストクラス:+8,000円
クラス J:+1,000円
※お持ちの航空券の運賃により、料金額が異なる場合があります。
JAL国内線ファーストクラスの当日アップグレードは空席があれば可能だ。これはクラスJと同じで追加料金を支払うことになる。追加料金は予約時の普通席との差額と同じ8,000円となっている。
差額は8,000円、ファーストクラスの座席は高いか安いか?
さて、この差額の8,000円は高いのか?それとも安いのか?もちろん何に価値を感じるかは人それぞれだろう。僕はJAL陸マイラーなのでもちろん下調べをしている。普通席やクラスJでは受けることのできない「最上級のおもてなし」はざっとこんな感じだ。
JAL国内線ファーストクラスのメリット
・ファーストクラス専用カウンター
・VIP専用保安検査場
・VIP専用ダイヤモンド・プレミアラウンジ
・豪華な機内食
・森伊蔵を含む、飲み放題のアルコール
・マイル積算率1.5倍(普通運賃、ビジネス切符etc)
・CAさんの至極のおもてなし
これだけのサービスを受けられるJAL国内線ファーストクラスは果たして、その料金に見合う価値があるのだろうか?
伊丹‐羽田路線のJAL国内線ファーストクラス搭乗記
今回、僕は伊丹‐羽田間のJAL国内線ファーストクラスに搭乗した。子供の頃から「楽しい時間はあっという間に過ぎる」とか、大人になったら「美人薄命」とかとにかく優れた時間が過ぎ去るのは早いと聞いている。
JAL国内線ファーストクラスの伊丹‐羽田路線に搭乗している時間も同様で、僕の中を一瞬で過ぎ去っていった。伊丹‐羽田路線は飛行時間が1時間10分、僕にとってはその半分くらいの時間感覚だったと思う。
ちなみに「もっと長い路線の搭乗記を書けよ」というツッコミは受け付けていないのであしからず…。
ファーストクラス専用チェックインカウンターを利用
まず最初にJAL国内線ファーストクラス専用のチェックインカウンターでチェックインをする。別にチェックイン機でしてもよいのだが、せっかくなので対人で行ってみた。
朝の便だったので出張に向かうビジネスマンで通常のカウンターが混み合う中でも、JAL国内線ファーストクラス専用カウンターはガラガラだった。
VIP専用の保安検査場を通過
伊丹空港にはVIP専用の保安検査場が存在する。通常の保安検査場と違い、出発ロビーの端の方にひっそりと佇んでいるために僕は見落とすところだった。人生で初めてのJAL国内線ファーストクラスで一般の保安検査場を通過したとあってはネタにもならない。
ダイアモンド・プレミアラウンジでくつろぎのひと時を
VIP専用の保安検査場を抜けるとそのままダイアモンド・プレミアラウンジへと続く順路が現れる。僕はJALグローバルクラブ会員でサファイア(JALの上級会員)なので、サクララウンジは利用することができる。
しかし、ダイアモンド・プレミアラウンジは格上のJGCプレミア会員かダイアモンド会員しか利用することができない。そのラウンジを利用できるのがJAL国内線ファーストクラスのメリットの一つなのだ。
ダイアモンド・プレミアラウンジの作りや設備そのものは、特にコメントに値する内容はなかったのだが、ラウンジを利用している人を眺めていてこう思った。
「み、みんな、VIPの匂いがする…」
身なりや仕草がしっかりとしている人が多く、僕はどう考えてもその場で浮いていた。陸マイラーや修行僧ではない、JALにとって本当の上顧客がここ利用しているのだな…と感じられた。
ちょっとひと息:JALファーストクラスに特典航空券で乗る方法があるって知ってる?
実は僕は東京‐ニューヨークのJAL国際線ファーストクラスに自力で乗ることができる。と言っても200万円払って乗るのではなく、JALマイルを貯めて特典航空券でファーストクラスに乗ることができるのだ。
JALファーストクラスで東京‐ニューヨークのファーストクラスの特典航空券に必要なマイル数は14万マイルになる。これはクレジットカードの決済だけで貯めようとすると、ざっくり1,400万円の利用が必要になるマイル数だ。
上記が僕の現在の保有JALマイル数の画像だ。JALマイルは19万マイルを超えている。もちろん僕はそんなにクレジットカードを使えないので別の方法でJALマイルを貯めている。
別の方法とはポイントサイトを使って、企業の広告を利用してJALマイルを大量に貯めることができる。少しコツがいるが記事で解説しているのでその通りやればマイルは貯まっていくだろう。
JALマイルを大量に貯める方法は【JALマイルを稼ぐ裏ワザ】JALマイルの裏技的稼ぎ方「交換率90.9%」のモッピーがおすすめな理由を読んでほしい。
初めてこの方法を知った人は衝撃を受けるかもしれない。けれども僕にできたのだから貴方にもできるはずだ。僕はどこにでもいる平均的なサラリーマンだから。
いよいよJAL国内線ファーストクラスに搭乗!!
優先搭乗を経て、僕はついにJAL国内線ファーストクラスに座るべく、機内へと入場(搭乗?)した。ファーストクラスの座席に座るやいなや、先任客室乗務員と呼ばれる白服のCAさんからご挨拶を受ける。
手練れの白服CAさんの眼差しの奥には「あなた、今日は奮発したのね?」という僕の心を見透かすような光が見えた気がした。
そんな時、僕は年上のCAさんには等身大で応じるようにしている。
「お世話になります、よろしくお願いします!」
と深々と頭を下げるようにしている。そうやって懐に飛び込むと白服のCAさんは大抵、可愛がってくれるからだ。
座席が秀逸!JAL国内線ファーストクラスの座り心地は最高だった
僕の座席は「1K 」、本当は大好きな「1A」の座席に座りたかったのだが、あいにく本物のVIPが同乗していたらしく指定できなかった。
僕がJALに乗る時に「1A」の座席に好んで座る理由はJALビジネスクラス搭乗記・特典航空券編~おすすめの座席指定1Aとは?熟練の機内サービスの感想や評価~を読んでほしい。
実際に座ってみるとJAL国内線ファーストクラスの座席の座り心地は最高だった。なんでも座席には低反発枕で有名なテンピュールの素材を使用しているらしい。
足元の広さも素晴らしく、僕の短い脚を一生懸命伸ばしても壁には届かなかった。座席を倒すときはもちろん電動でフルフラットにもなる。隣席とは仕切りで区切られていて、ほとんど気にならなかった。
JAL国内線ファーストクラスの機内食の感想
さて、皆さんが気になるJAL国内線ファースクラスの機内食の感想に触れよう。朝早い便に搭乗したので朝食を頂くことになった。写真ではどうしても簡易的に見えてしまうが機内食が出て来た瞬間、僕はこう思った。
「ラウンジでおにぎりなんて食べなければよかった…」
実は初めてのダイヤモンド・プレミアラウンジで浮かれておにぎりを2つ食べてしまった。
※画像はラウンジのおにぎり
機内食が出るのは解っていたが、今更ながら自分の浅はかさに反省した。それくらいJAL国内線ファーストクラスの機内食は美味しかったのだ。
森伊蔵などお酒やドリンクが豊富なJALファーストクラス
JAL国内線ファーストクラスは機内で飲めるドリンクの種類も豊富だった。そのまま仕事に行かなければならなかった僕が選んだのはかの有名な「森伊蔵」という焼酎だ。
陸マイラーがみんなツイートするこんな写真も撮ってみたりした。これもJAL国内線ファーストクラスの楽しみ方のひとつと言えるだろう。
ファーストクラスの機内食、伊丹‐羽田路線は時間が短い
そんな風にツイッター用の写真を撮ったりしている時にひとつ気になったことがあった。それは隣のエグゼクティブ風の乗客がものすごい勢いで機内食を食べている姿だった。
何もそんなに急いで食べなくても…そう思いながらゆっくりと食事をとっていた僕はすぐにその理由に直面する。機内食を半分くらい食べたいた頃だろうか、突然機内アナウンスが流れた。
「当機はあと数分で着陸態勢に入ります」
え、マジか?僕は慌てて機内食を口に流し込んだ。隣のエグゼクティブ風の乗客がすごい速さで機内食を食べていたのはこれが理由だ。食事が出てから数分で着陸態勢のアナウンスが流れることを知っている人はおそらく本当のVIPなのだろう。
機内サービスもファーストクラスだったJALのCAさん
JAL国内線ファーストクラスのサービスは座席や機内食だけではなかった。それは機内でのおもてなしもファーストクラスだということを体現したエピソードがある。
今回のJAL国内線ファーストクラスへの搭乗で、機内食が出される際に白服CAさんから嬉しい機内サービスがあった。
「はにゃお様、よろしければこちらをお持ちください」
そう言われて渡されたのは金色に光り輝く、JAL国内線ファーストクラス10周年の千社札だった。僕がJAL国内線ファーストクラスに乗った2017年はJALが国内線ファーストクラスを開始してからちょうど10周年に当たるので限定で配布しているらしい。
JAL国内線ファーストクラスに搭乗するや否や、「切手シールください!」と言った僕に対する至極の機内サービスと言ってよいだろう。
JALの都道府県切手シールは現在配布中
現在、JAL国内線では個々のCAさんに縁のある土地にちなんだ「切手シール」を配布している。上記が今回もらった切手シールの実物になる。
切手シールの詳しい内容は日本航空の都道府県ステッカー第2弾!切手シールの「JAL TODOFUKEN SEAL」が国内線で配布を開始を読んでほしい。
手練れの白服CAさんはやはり、僕が初めてのJAL国内線ファーストクラスと見抜いて嬉しいサプライズの機内サービスでおもてなしをしてくれたのだった。
JAL国内線ファーストクラス搭乗記の総括:8,000円の価値があると評価したい!
こうして僕の初めてのJAL国内線ファーストクラスの搭乗記は幕を閉じた。結論から言えば普通席との8,000円の差額分の価値は充分に感じることができたと思う。もちろん読者の皆さんが、この搭乗記を読んで「価値がない」と判断するのは自由だと付け加えておこう。
マクドナルドが小さい子供を虜にするように、人生で初めての経験は鮮烈な印象を残す。僕は人生で初めてのJAL国内線ファーストクラスを体験して、そのサービスのレベルの高さやおもてなしの心を感じ取ることができたと思う。
機会があればまたいつの日か…
「世界で一番価値のある8,000円の使い方」をしてみたい。
と思うのだった。
後日談:ANA国内線のファーストクラス「プレミアムクラス」搭乗記
JAL国内線ファーストクラスの快適さに感動した僕は、他の航空会社のファーストクラスにも興味を持った。JALと比較するならやはりANAということで、ANA国内線ファーストクラス相当の「プレミアムクラス」に搭乗した。
久々にANAに搭乗することになった僕の体験談はANA国内線ファーストクラス搭乗記~プレミアムクラスの機内食やシート、ラウンジサービスで至福の時を~を読んでほしい。JALとは少し違う、もうひとつの国内線ファーストクラス搭乗記だ。
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