JALビジネスクラスのハワイ便の座席をJAL SKY SUITE(スカイスイート)に変更するという発表があった。
JALマイルを貯める人やハワイ旅行好きの人に朗報だ。今回はJALビジネスクラスでハワイ・ホノルル便の新旧ビジネスクラスの評価や評判、そして実体験を基に比較してみよう。
JALのハワイ便のビジネスクラスにはシェル型シートとSKY SUITEの機材が混在していて、時間帯にもよるがSKY SUITEの機材の方が人気が高いと思われる。僕がこないだ家族でハワイ旅行に行った時に往路は旧ビジネスクラスのシェル型の座席しか予約が取れなかった。
その為、復路は現地出発を早めの便にしてSKY SUITEの機材を選択することにした。なぜハワイの滞在時間を犠牲にしてまでスカイスートを選んだかというと、同じビジネスクラスと言えどもSKY SUITEの座席とシェル型の座席では天と地ほどの差があるからだ。
貴重なJALマイルを吐き出して行くハワイ旅行だからこそ、僕は家族で最高のビジネスクラスの座席に座ることを選択したのだ。新旧のビジネスクラスのシートを比較しよう。
目次
【3種類】JALビジネスクラス席のハワイ便、新旧シートの比較と感想
JALビジネスクラスでハワイ往復の特典航空券に必要なマイル数はJAL国際線「曜日限定特典」を利用して60,000マイルになる。ちなみに機材やビジネスクラスの座席タイプによる変動はない。
つまりSKY SUITEに座ろうがシェル型に座ろうが1人につき60,000マイルがかかるのだ。色々とJALビジネスクラス席の種類を比較してみると、時代と共にビジネスクラスのシートは移り変わっていくものだと感じる。
今回のJALのハワイ路線の変更は特典航空券でハワイ旅行を目指すJALマイラーにとって(つまり僕にとって)、良い変更になるように感じる。
JALのハワイ路線のビジネスクラスが全便「SKY SUITE」機材での運航へ
JALグループ、2017年度路線便数計画の一部変更を決定 | プレスリリース | JAL企業サイト
JALは2017年10月からホノルル及びコナ線を全便「JAL SKY SUITE」の機材で運航すると発表した。対象はホノルル線(成田発ホノルル便・中部発1便・関西発1便)・コナ線(成田発1便)となる。
僕はついこの間、特典航空券でJALビジネスクラスでハワイ旅行に行ってきたばかりだ。使ったJALマイルは家族3人で18万マイル、陸マイラーとしての夢だったJALビジネスクラスでのハワイ旅行は格別な体験だった。
JAL国際線の特典航空券「曜日限定特典」を利用して予約したり、ビジネスクラスを楽しむことができた。特に復路のJALビジネスクラス「スカイスイート」はとても快適だったことを覚えている。
JALビジネスクラスの席数や予約状況
上の画像は10月のある日の成田-ホノルルのビジネスクラスの状況だ。見てもらえば解ると思うが、全てスカイスイート系の機材となっている。もちろん席数はエコノミークラスに比べたら少ないので特典航空券はできる限り早めに予約する必要がある。
それでも今後のJALビジネスクラスで行くハワイ旅行はスカイスート系の座席がデフォルトとなり、時間とシートタイプの好みで選べるようになったことは、陸マイラーとしてはかなり喜ぶべきことだろう。
一方でこちらは9月のある日のJALビジネスクラスのハワイ路線の状況だ。帰りの便で空席があるのはシェル型シートの便だけになっている。
僕がハワイに家族旅行に行く為にビジネスクラスを予約した時はこの傾向はもっと顕著に現れていた。せっかく苦労して貯めたJALマイルを放出するのだから快適な座席を選びたいけれど、なかなか思うようにいかないのが現状だった。
JALビジネスクラス、ハワイ路線の評判&比較:JAL SKY SUITE(スカイスイート)とシェル型シートの違い
JALのハワイ路線のビジネスクラスはSKY SUITEとシェル型シートの機材が混在していた。その状況でやはり人気あるのはSKY SUITEの機材になり、いくつかの日程でシェル型の席が空いている傾向が見られたのだ。
SKYスイートとシェル型シートの大きな違いは2つ。「プライベート空間が確保されている」と「フルフラットになるかどうか?」というところだろう。もちろん後発のSKY SUITEの方がUSB電源が整備されていたりと時代に即している感は否めない。
来たるべきANAとのハワイ路線の競争に向けていよいよJALが迎撃態勢を整えに入ったとも捉えられるだろう。
<JAL SHELL FLAT SEAT>シェル型シートのビジネスクラス
JAL SHELL FLAT SEAT(シート) – JAL国際線
あえてシェル型シートの良い所を上げるならば「解放感」だろうか?恋人や友人、家族との旅行時に寄り添って座れるのは従来の横並び配置の特徴だろう。
シェル型ビジネスクラスの名称は「JAL SHELL FLAT SEAT」となるが、実際にはフルフラットではない。斜めフラットと表現した方が良いだろう。これでもエコノミーに比べれば快適なのは間違いない。
記憶が曖昧で申し訳ないが、シェル型のビジネスクラスの座席には確かUSBケーブルの差し込み口が装備されてなかったと思う。コンセントもシートの背もたれと肘部の付近にあってiphoneの充電機がちゃんと刺さらなくて困った覚えがある。
<JAL SKY SUITE>個室感を重視したビジネスクラス
個室間を重視したビジネスクラスの座席が「JAL SKY SUITE」の特徴だ。座席の間には高さ調整できる間仕切りパネルが装備されているので、隣に座る人との関係によって使い分けることができる。
そしてもう一つの特徴がフルフラットになるビジネスクラスのシート。10時間以上のフライトをビジネスクラスで過ごす時にはフルフラットで眠ることができれば疲れの残り具合が全然違うのは一度でも経験したことがある人なら納得だろう。
JALビジネスクラスでスカイスイートの座席に乗る時に僕はあえて通路側をオススメしたい。なぜかというと収納スペースが多いのは通路側の座席になる。上の画像の枕部分の横の収納スペースは窓側の座席には付いていないからだ。
そしてもうひとつ、個室間を大事にするビジネスクラスだからこそ窓側に行くと壁の圧迫感も手伝って窮屈な感じになる。通路側でも人通りの少ないビジネスクラスだからこそ、通路側を楽しむという選択しても良いと思うのだ。
ハワイ旅行で新旧2種類のJALビジネスクラスでシートを比較
それでは実際に僕が1度の旅行で搭乗した、JALの新旧2種類のビジネスクラスを比べてみよう。
往路のJALビジネスクラスのシートはシェル型だった。初めはバラけていた座席もチェックインカウンターの計らいで最前列の1H(だったかな?)の横並びに家族3人で座ることになった。
3歳の娘は大きなビジネスクラスのシートにはしゃいでいた。子供にはこれでも十分過ぎる広さだ。シェル型フラットシートは母親と娘が隣合わせで座れたのでとても便利だった。
ただ、ひとつだけ気になった店があった。それはシェル型シートが斜めフラットが理由だ。
「眠った子供がずり落ちそうで怖かった・・」
座席が1番前という事もあって、気流の悪い所では子供が吹っ飛ぶのではないかと少し心配になってしまった…という感じだろうか。
続いては復路のJALビジネスクラスの「SKY SUITE」だ。この機材に乗るためにハワイの滞在時間を少し短めに切り上げたのだった。個室間満載の座席に3歳の娘は大喜びしていた。座席に座っておとなしくDVDを観ている娘を見ながらこんな風に思った。
サイズ感が、まるでファーストクラスみたいだ・・・。
もちろん嫁さんもSKY SUITEを満喫していた。子供と程よい距離感を保ちながら、くつろげる空間を確保できる。JALビジネスクラスの「SKY SUITE」は僕達家族にとってはそんな印象が強く残っている。(もちろんグズったらこの限りではないが)
ハワイ旅行の前は飛行機に全く興味のなかった僕の嫁さんは「ビジネスクラス?はぁ?」という感じだった。しかしJALのビジネスクラスを経験して、彼女がこう言ったのを僕は忘れないだろう。
「ビジネスクラスに乗ると思うと、飛行機が楽しみになるね」
そんな風に僕らの家族に変化をもたらしてくれたJALビジネスクラス、僕達がJALのビジネスクラスに搭乗した時の話はJALビジネスクラスで行くハワイ旅行~ハワイとJALとマイルがくれたもの~ を読んでほしい。
JALビジネスクラス席のおすすめ、評価の良い座席は?
僕がJALビジネスクラスに乗る時にいつも目指すのが一番左前の「1A」だ。この座席はもっとも格式が高く、ネットでの座席指定ではブロックされていることが多い。マニアックな人は白服のCAさんのサービスを受けたいがためにこの座席を指定するとまでいわれる。
興味のある人は下記の記事を読んで、一度おすすめのビジネスクラスの座席「1A」を指定してみてほしい。
最新の座席スカイスイート3とは?
ハワイに行く時とは別のタイミングでJALスカイスイート3に乗る機会があったので追記をしておこう。僕が初めてJALスカイスイート3に乗った時の搭乗記録だ。上海に行く時に運よくJALスカイスイート3に巡り合うことができた。
担当のCAさんに「初めてJALスカイスイート3に乗ります」と伝えると返ってきた言葉は「私も初めてなんです」という驚きの内容だった。よくよく聞くと機材がローテーションしている中で運が良くないとJALスカイスイート3には出会えないそうだ。
座った席は大好きな「1A」。ビジネスクラスの特等席と呼んでいいだろう。しかし、JALスカイスイート3の形状は写真を撮るのには適していないので、上記のような外観しか撮ることができなかった。
シートの横まで行っても全ての姿をフレームに収めるのは困難だった。この時点での感想は少し狭そうだという感じだったのだけれど、座ってみると僕の感覚は間違っていなかった。
JALスカイスイート3はシートを斜めに設置するヘリボーン形式をとっている。その為窓に向かって斜めに座ることになる。そして一番驚いたのはフルフラットにした時だった。
「あ、足が斜めの先で当たってしまう…」
JAL SKYSUITE 3のビジネスクラス席の感想
全体的に窮屈間が否めないJALの新型ビジネスクラス「JALスカイスイート3」は想像以上に窮屈だった。これで長時間フライトは相当きついと思われるので、話のネタに乗るのは構わないが欧州路線などでは選択したくないと感じた。
僕はまだ窓側だったから少しは空間が広く感じたが、これが通路中央列だったら相当辛いのではないだろうか。こうして僕のJALスカイスイート3(JAL SKY SUITE3)の体験はほろ苦い思い出となった。
家族旅行こそ評価・評判の良いJALビジネスクラス席
僕は「家族旅行こそJALビジネスクラスに乗るべき」と提言する。もちろん異論は承知の上だ。ハワイ路線のJALビジネスクラスの料金は安くても1人20万円程度、もちろん僕にそんな航空券を家族分購入する財力はない。
それでも僕が家族旅行にビジネスクラスを勧めるのには理由がある。それはJALマイルは費用をかけずに貯める事ができるからだ。自分の努力や立ち回り次第で家族旅行にビジネスクラスで行くことができる。そこには収入の多寡も社会的地位も関係ない世界が待っているのだ。
費用をかけずにJALマイルを貯める方法は下記の記事を参考にしてほしい。家族3人で18万マイルを目標にするのであれば、たった1年間で達成できる目標になるだろう。
JALビジネスクラス席ハワイ編まとめ、評判通りのシートに満足
JALのハワイ路線が全便、SKY SUITEになるというニュースはJALマイラーにとってはかなりの朗報だろう。僕はこの間、大量にJALマイルを使ってしまったので今はコツコツと貯めている最中だ。
僕の人生はマイルを貯めることで大きく変わった。旅行に対する考え方や価値観はもちろん、仕事や生き方に対する考えにも大きな変化が起きたのだ。
少しでも僕のブログに興味を持ってくれたならば人生なんてマイルで変わる ~ANA・JALマイルを貯める陸マイラーの提言~ – という記事を読んでほしい。
上の記事には陸マイラーになった今でも変わらない、旅への情熱や思いは全てこの記事に詰め込んである。
もっともっと旅を楽しく快適にする為にも、ハワイ路線の全便をJALのビジネスクラス「SKY SUITE」へ変更したことをファンの1人として心から歓迎したいと思う。
コメントを残す