世間では新型のアイコスが出たというのにオカちゃんの手元には届かない。どこのお店も転売屋のせいで売り切れで予約も不可だった。僕はオカちゃんにアイコスをオークションで買う事を薦めた。でもオカちゃんはそれは転売ヤーに負けた事になるので嫌みたいだ。
前回は近所のコンビニに足繁く通いつめ、店員さんと仲良くなって転売屋より先にアイコスの入荷日を教えてもらおうとしていた。新型が出回り始めたアイコス、オカちゃんは転売屋に負けずに手に入れることができるのだろうか?
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アイコスの新型登場に焦るオカちゃん
先日、僕のアイコスのヒートスティックが故障したのでオフィシャルサイトに交換申請をした。アイコスのサイトでは故障の場合、シリアルナンバーと症状を入力すると「新品を3日で送ります」みたいな案内がされる。
数日後に届いた箱を開けてみるとそこに入っていたのは新型のヒートスティックだった。オカちゃんに早速、新型のアイコスを自慢してみると少し悔しそうにしてこう言った。
「ワイはもう次の作戦に移ってますわ…チッ」
オカちゃんの本当に悔しそうな顔を見て、僕は最後に軽く舌打ちしたのは聞こえなかったフリをした。次の作戦って何だ?とオカちゃんを問いただすと、どうもアイコスを入手する裏ルートを見つけたらしい。
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前回までの記事はこちらから
このお話はリアル友達にポイントサイトの仕組みを使ったマイルを大量に貯める方法を教えてあげたらどうなるかな?と思うところから始まった。怪しい関西弁を使いこなす僕の友達のオカちゃんは義理と人情とセコさが売りの30代半ばのナニワ金融道に出てきそうな男性である。
今回もオカちゃんとアイコスと転売屋の物語だ。オカちゃんはついにアイコスを手に入れるのか?そして新型アイコスの魔力とは?
前回のお話はコンビニで転売屋と競うオカちゃんを読んでほしい。アイコスを手に入れる為のオカちゃんの偏った戦略が垣間見えるだろう。
過去の記事は初心者マイラー育成日記シリーズのリンクをクリックしてほしい。よく間違えられるが、オカちゃんは実在の人物で僕が書く記事は実際に起きたことだけである。
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オカちゃん流「友達の輪」でアイコスを狙う
オカちゃんの裏ルートとは友達の輪?大作戦だった。キャバクラのお姉さんと同伴に付き合う代わりに、アイコスを手に入れてもらう約束をしたらしい。キャバ嬢のお姉さんがどうやってアイコスを手に入れるのかは知らないが、きっとお友達(他の客)の中にアイコスの関係者がいるのだろう。お姉さんからは1ヶ月で確実に手に入ると言われたそうだ。
「ワイは利用できるものは何でも使いまっせ」
やる気が8割・下心2割くらいだと思うが、オカちゃんはそれほどまでにアイコスが欲しいのだった。いつまで経ってもアイコスが手に入らないのは転売屋の仕業でしかも彼らはそれで儲けている…オカちゃんはそういう輩が許せないのだろう。しかし物語はここから急展開を見せるのだった。
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オカちゃん、コンビニの店員さんをあっさり裏切る?
ある日、仕事帰りにオカちゃんとご飯を食べに行った時のことだった。オカちゃんは僕の新型アイコスを見ると神妙そうな顔をして話を切り出してきた。
オカちゃん「実は昨日、いつものコンビニにアイコスがありましてな…」
僕「え?じゃあついに買えたんだね、よかったじゃん」
オカちゃん「それが…ワイ、手に入ったから要らないと言いましたわ」
僕「まさか…キャバ嬢に悪いと思ってウソついたってこと・・・?」
オカちゃん「だって、2個はいらんと思うて…」
君は最低だ…オカちゃんは1ヶ月近く毎日コンビニにアイコスの在庫確認に通った。忙しくてもブロックサインを出したり、入荷情報をわかる範囲で教えてくれたりしたコンビニの店員さんをオカちゃんは裏切ったのだ。
僕「それで、コンビニの店員さんは何て言ってたの?」
オカちゃん「マジっすか?おめでとうございます…と、言うてました」
僕「マジかー…」
僕はコンビニの店員さんに同情した。アイコスを求めて毎日くる浪速のおっさんに忙しい中で世間話をしてくれる店員のお兄さんだ。会った事はないけれど、きっと優しい人に違いない。
オカちゃんがキャバクラでお姉さんに「えー、すごーい、物知りですね~(棒)」と言われるアイコスの転売屋の話だって、どうせ全部そのコンビニのお兄さんから仕入れた知識に違いないのに。
彼はそんな素敵な人間関係よりもキャバクラのお姉さんのアイコスを選んだというのは酷い話だと思った。僕は「コンビニの店員さんに謝れ!」と何度も言おうと思ったけどやめた。
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オカちゃん、転売ヤーへの転身?
その翌日、オカちゃんからLINEで画像が届いた。LINEには新型のアイコスの画像が表示されている。上の画像はアイコスを持っている人ならばピンとくるだろう。そう新型アイコスのパッケージである。
一瞬、例のキャバ嬢からか?と思ったが、昨日は僕と飲んでたので会ってないはずだ。一体どうして新型アイコスをオカちゃんが持っているのか?するとメッセージが続いて来た。
オカちゃん「帰りにコンビニ寄ったら、まだ残ってたので買いましたわ。しかも新型でっせ!」
どうやらオカちゃんは、あのコンビニに再び行ったらしい。店員さんに謝ろうと思ったのだろうか…。
僕「キャバクラのお姉さんに頼んだ分はどうするの?」
僕はまさか…という思いでオカちゃんに問いかけた。するとオカちゃんは屈託のある笑顔でこう返して来た。(LINEなので表情は僕の想像)
「新型のアイコスでっせ、ヤフオクでグフフッ…」
そ、それを転売屋と呼ぶんだよ、オカちゃん。
また1人、新たな新型アイコスの転売屋が生まれた。新型のアイコスを手に入れたオカちゃんはその魔力に憑りつかれて転売屋への道を歩き出してしまったのだった。次回からこのシリーズの名前を変えようと思う。
☆初心者転売ヤー育成日記~オカちゃんと新型アイコスの不良在庫の山~
…うーん、絶対に面白くなさそうだからボツにしよう。しかし、コンビニに入った新型アイコスが売れ残るということは加熱タバコの転売もそろそろ終わりを告げるのだろう。
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