あなたはエミレーツ航空の「世界一のファーストクラスラウンジ」について一度でも話を聞いたことがあるだろう?
中東にあるドバイ空港に本拠地を構えるエミレーツ航空はラグジュアリーなエアラインとして知られている。その理由のひとつは世界最大の旅客機「A380」を、世界で一番保有していることにあるだろう。
さらにエミレーツ航空は本拠地に国際線ラウンジを構えている。その評判は…
「世界一豪華なファーストクラスラウンジ」
と呼ばれている。
日本で暮らしているとあまり馴染みが無い方もいるかもしれないが、エミレーツ航空は世界でも最大規模を誇る巨大な航空会社、就航都市数は100を超えているのでJALやANAとは全く比較できない規模と言っても言い過ぎではない。
エミレーツ航空ファーストクラスラウンジの入室条件は当然ながら非常に厳しく設定されているが、僕はファーストクラスに搭乗することで入室条件を満たしすことができた。そこで実際に空港ラウンジの施設や食事・シャワーなど…
世界一の航空会社の、世界一豪華なファーストクラスラウンジの全貌を見た。
日本では考えられない壮大さを誇るエミレーツ航空ラウンジ。僕がこの目で見て実際に体験してきた全てを語ろう。
僕はJALマイルでエミレーツ航空のファーストクラスの特典航空券を予約した。JALマイルを貯めれば世界中の多くの航空会社の特典航空券を取ることが可能になる。
飛行機に乗ることやクレジットカードの決済に頼らなくてもJALマイルやANAマイルは貯められる。年間40万マイルを貯めた方法を公開します。
目次
エミレーツ航空ファーストクラスラウンジとは?無料の食事やシャワーの実体験談、その利用方法・条件や料金について
世界一と評される空港ラウンジのひとつに、ドバイ国際空港のエミレーツ航空ファーストクラスラウンジがある。
今まで世界中の空港ラウンジを見てきたが、初めてのエミレーツ航空ファーストクラスラウンジを体験した僕は腰を抜かしそうになった。
「な、なんやこれ…?今までに見たことないレベルだぞ!?」
圧倒的な規模感、エミレーツ航空の上位顧客に対するサービスのスケールは僕の想像をはるかに超えていた。
ドバイ空港には驚きのエミレーツA380専用ハブが存在
ドバイ空港にはエミレーツA380専用ハブなる建物が存在する。
今回僕が利用したファーストクラスラウンジはこの中にあり、建物全体で「驚きの快適性」を実現しているのだった。A380専用ハブについてはエミレーツ航空公式サイトで下記のように記述がある。
エミレーツA380専用ハブ 驚きの快適性
ドバイ国際空港ターミナル3にあるエミレーツA380専用ハブは、導入が進むエミレーツA380航空機向けに設計されたこの種類としては世界初の施設です。A380ハブでは、さまざまな店舗、お食事、ラウンジが、ワールドクラスのご旅行体験をお約束いたします。また、ドバイ国際空港でのお乗り継ぎが最短1時間となるほか、お乗り継ぎの際には優先して手荷物検査にお進みいただけるよう専属スタッフがお手伝いいたします。
果たしてA380専用ハブに存在するエミレーツ航空のファーストクラスラウンジはどうなっているのだろうか?順を追って解説していこう。
エミレーツ航空ファーストクラスラウンジ旅行記
今回、僕はついにドバイ空港のエミレーツファーストクラスラウンジに潜入することができた。
ほとんど予習をせずに単身で乗り込んだエミレーツ空港のファーストクラスラウンジは色々な面ですごかった。それを順に解説していきたいのだが、まずは入室時に…
僕は腰を抜かしそうになった…。
僕の想像をはるかに超えた空港ラウンジの姿、それくらいエミレーツ航空のファーストクラスラウンジのスケールは大きかったのだ。
圧倒的スケール、エミレーツ空港の本拠地の威信をかけた作りに感動
一番最初に驚いたのはファーストクラスラウンジに入室する時だった。
まず豪華なチェックインカウンターで航空券を渡して入室手続きを済ます。そうするとカウンターの横を抜けてラウンジ内部に進むことができる。カウンターの女性に笑顔でありがとうを伝えてラウンジ内部に入った僕はこう思った。
「あれ…間違えちゃった?」
なぜならラウンジ内部に進んだつもりの僕を待ち受けていたのは免税店がある大きなフロアだった。少し不自然なのはお店の店員さんはいるけど、買い物客がほとんどいないことだった。時刻は深夜0時近く、ドバイ空港のように大きなエアポートならもう少し人がいても良さそうなものなのだが。
と、思い一度来た道を戻ってみてもそこはファーストクラスラウンジの受付があるだけ、その光景を見て僕はやっと理解することができた。
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
「ち、違うぞ?このフロアが全部ラウンジなんだ…汗」
なんと僕が間違えたと思った免税店や左右に広がる大きな空間がファーストクラスラウンジその物だった。エミレーツ航空のファーストクラスラウンジは今まで経験してきた他の航空会社のように「部屋」ではなく「フロア全体」となっていた。
そんな状況がお解り頂けるように幾つかの画像を見て頂こう。
上記はドバイ空港のエミレーツファーストクラスラウンジのフロアマップになる。免税店やレストラン、喫煙所や仮眠室・シャワーなど全てが別々の部屋になっている。
ファーストクラスラウンジの免税店は深夜でも店員が立っていて営業中、深夜の乗継で利用したのでさすがにお客さんはほとんど見られなかった。
搭乗口までラグジュアリー!ドバイ空港のファーストクラスラウンジ
エミレーツ航空が誇るドバイ空港のファーストクラスラウンジは搭乗口までラグジュアリーだった。
上記の画像は一見、通常のビジネスラウンジのように見えるがそれは間違いで…
これがファーストクラスラウンジの搭乗口前スペースになる。
ちなみにこのラグジュアリーなスペースの奥に進むと、ひっそりと搭乗口が待っているという訳だ。
上記の画像をご覧頂けばエミレーツ航空がファーストクラスラウンジの雰囲気を壊さないように、搭乗口の配置に気を使っていることがご理解頂けるだろう。
日系の航空会社ではとても実現できない規模感
エミレーツ航空のファーストクラスラウンジはとにかく広い。乗継便が深夜だったことや、旅の疲れが出始めていたというのあって僕は結局半分しか見て回ることができなかった。
JALやANAといった日系の航空会社には決してできないであろう、A380専用の建物を存分に利用している部分などは石油産出国のフラッグキャリアとしての強みを存分に出していると言えるだろう。ある意味、札束でひっぱたかれているような感覚もあるくらいだ…。
JALのファーストクラスラウンジやビジネスクラスラウンジについては下記の記事をご覧いただきたい。
・JAL国際線ビジネスクラスラウンジ「サクララウンジ利用方法」
ファーストクラスラウンジの使い方、無料の食事やシャンパンがすごい
エミレーツ航空のファーストクラスラウンジは色々な場所で食事やお酒(シャンパン含む)を楽しむことができる。上記の画像はレストラン、自分で選ぶ軽食の他にメニューからオーダーすることが可能だ。
メニューも品数が多く、ご飯ものからご当地料理まで楽しむことができる。そしてもちろん…
料理は全で無料で頼める。
あいにく僕はドバイ空港までのファーストクラス機内で飲み食いしすぎたので少ししか食べれなかった。これからエミレーツ航空のファーストクラスラウンジに行く方は機内で食事を我慢してみるのも良いかもしれない。
なお、ラウンジフロアの至る所に常備されているシャンパンの銘柄はあの「モエ・エ・シャンドン」、こちらももちろん無料で楽しむことができる。
エミレーツ航空はドバイ空港に「モエシャンドンラウンジ」なるものがあるはずだが、今回は行くことができなかった。どうやらビジネスクラスラウンジという位置づけらしく、エミレーツ航空とモエ・エ・シャンドンの提携は深そうだ。
シャワーや仮眠室も完備、ドバイ国際空港のラウンジでくつろぎの体験
ドバイ空港のエミレーツ航空ファーストクラスラウンジにはシャワーや仮眠室が完備されている。
僕は仮眠は取らず、シャワーを浴びたのでシャワー室の写真を幾つかアップしておこう。
シャワー室は男女別に分かれていて、受付でタオルをもらって入室するシステムになる。
上記の画像は高級ホテルのような内装のシャワー室内部の廊下になる。個室の数は6つくらいは用意されていたが、おそらく別の搭乗口側にはもうひとつ別のシャワー室があるのだと思う。
シャワー室はこんな感じ。ちなみにタオルだけでなく歯ブラシ等も用意されている。
エミレーツ航空ファーストクラスラウンジの料金や利用方法、入るには資格が必要
エミレーツのファーストクラスラウンジの利用方法は幾つか存在する。ビジネスクラス搭乗者なら料金を支払って入ることもできるのだ。
- エミレーツ航空のファーストクラスに搭乗する
- エミレーツスカイワーズのプラチナ会員になる
- 有料でアップグレードする
上記の中で注目したいのは「ビジネスクラスの搭乗者は、追加料金を支払えばファーストクラスラウンジを利用できる」という部分だ。JALやANAでは不可能なラウンジのアップグレードが可能なエミレーツ航空、ファーストクラスラウンジへのアップグレード料金は…
200USD(税抜)となっている。
エミレーツ航空のビジネスクラスに乗る方はぜひ一度、有料でも体験してみては如何だろうか?
エミレーツ航空の特典航空券でファーストクラスラウンジに入る裏技
今回、僕がエミレーツ航空のファーストクラスラウンジを利用できたのは旅の途中でファーストクラスを利用したからだ。
ドバイ空港は仕事で何度か立ち寄ったことがある僕が、初めてファーストクラスラウンジを利用することができたその理由は少し裏技っぽい。その裏技とはこうだ…
ファーストクラスの特典航空券で資格を満たした。
エミレーツ航空のファーストクラス特典航空券はJALマイルで予約することができる。僕が体験したエミレーツ航空のファーストクラス搭乗記は下記のリンクをご覧いただきたい。
それから今回、ヨーロッパからドバイ経由で日本に帰国するのに必要だったエミレーツ航空ファーストクラスの必要JALマイル数は10万マイルだった。次の項で詳しく解説するが、JALマイルは飛行機に乗ったりクレジットカードの決済に頼らずに貯めることが可能になっている。そんな年間数十万マイルのJALマイルを貯める方法は下記のリンクからご覧いただきたい。
JALマイル特典航空券でエミレーツ航空ファーストクラスに乗る方法
エミレーツ航空ファーストクラスの搭乗する方法は2つある。
- 有償で数十万円以上の航空券を購入する
- JALマイルでエミレーツのファーストクラスの特典航空券を取る
もしも貴方が富裕層と呼ばれる立場、もしくは会社の経費を存分に使えるのなら有償で購入できるだろう。しかし庶民の僕にはとてもじゃないが航空券に数十万円は出せない。つまり普通の人がファーストクラスに乗りたければ…
「JALマイルを貯めてエミレーツの特典航空券をとるしかない」
これが一番現実的な選択肢と言えるだろう。そうすればドバイ空港のファーストクラスラウンジを利用することも可能になるのだ。
そこでJALマイルには飛行機に乗らなくても貯める方法があることをご存知だろうか?下記は僕のJALマイルの残高だ。
JALマイルの残高
現在はもう少し少ないが僕は平均で大体40万マイルほどのJALマイルを持っている。クレジットカードの決済で貯めようとすると4,000万円を使わなければ貯まらないマイル数だ。
マイルがあれば特典航空券でエミレーツのファーストクラスに搭乗することができる。
あなたが支払うのは税金や燃油サーチャージだけなので格安で航空券を手に入れることができるのだ。実際に今回僕が使ったJALマイル数は10万マイル。それでフランクフルトードバイ、ドバイ-関西国際空港の2回、エミレーツのファーストクラスに乗ることができた。
これは飛行機に乗らずにマイルを貯める「陸マイラー」と呼ばれる手法になる。これは一部の航空ファンの間では有名な方法で僕もこの方法を知ってからは毎月、数万マイルずつ貯めている。
このマイルの貯め方は誰でもできることがポイントだ。
JALマイルの貯め方はそんなに難しくない。下記のリンクをクリックすれば詳しい解説を読むことができる。
僕のようにマイルを大量に貯める人を世間では「陸マイラ―」と呼んでいる。そして陸マイラ―がマイルを貯めるために利用するのがJALやANAのマイルが貯まるモッピーというポイントサイトだ。
モッピーは今なら当ブログ経由で登録すると最大1,300円相当のポイントがもらえる。これだけでもJALマイル1,053マイル、ANAマイルだと1,040マイルに交換できるのでぜひ利用してほしい。
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マイルの貯め方の基本はJALもANAも同じ、モッピーで広告を利用してポイントを貯める。貯めたポイントをJALマイル、ANAマイルのどちらに交換するかで交換ルートが若干変わってくる。
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世界一のファーストクラスラウンジを利用した感想や評価
世界一のファーストクラスラウンジを利用した僕の感想や評価をまとめよう。
エミレーツ航空のファーストクラスラウンジはとにかく広い、そしてあらゆるものが豪華だった。壁掛け時計は当たり前のように「ROLEX」、ミネラルウォーターも一流ブランド、喫煙所にはお酒とシガーバーと言った具合にだ。
フロア全体をぶち抜いた広大なスケールとそこに働く人々の丁重なおもてなしレベルが印象的だった。そして何よりも…
「旅の疲れを癒し、次の旅へと導いてくれる場所」
これがエミレーツ航空ファーストクラスラウンジを利用した僕の感想、そして評価とさせて頂きたい。
僕なりの利用方法は書き残したので、皆様もぜひ機会があれば訪れてみては如何だろうか?
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