エミレーツ航空といえば秀逸な機内サービスが有名な中東系の航空会社。2017年のトリップアドバイザーのベストエアライン賞を受賞している。このブログでも何度かエミレーツ航空についての記事を書いてきた。
ところがそのエミレーツ航空のビジネスクラスで一度グラスに注がれたシャンパンをグラスに戻す瞬間が撮影されるというニュースが報道された。撮影されたのは真剣な表情のCAさんの動画だ。
海外で大騒ぎになったエミレーツ航空のシャンパン騒動について見てみよう。
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騒動はエミレーツ航空のはお膝元のドバイ空港で起きてしまった。A380という機材のビジネスクラスでシャンパンをグラスからボトルに注ぎ戻すCAの姿が撮影されている。
僕にとってはサービスに定評のあるエミレーツ航空で、このような姿が目撃されることがあること自体が非常に意外だった。動画事件の経緯を確認してみよう。
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偶然にもエミレーツ航空の乗客が撮影した
今回のエミレーツ航空の騒動について、イギリスの日刊タブロイド紙「The Sun」の記事はこう始まる。
A passenger unwittingly caught the cabin crew member in the act while filming the view from his fancy seat in the A380 upper deck business class cabin.
A380で2階のビジネスクラスに乗った乗客は、偶然にもCAの行為を席から撮影してしまった。
リンク先の記事を見てもらえば解るが、エミレーツ航空のビジネスクラスでCAさんが真剣な表情でシャンパンをグラスからボトルへと注ぎ戻しているのが解る。この動画に対して撮影者は以下のようにコメントしている。
“I accidentally filmed this video, and didn’t even notice this moment at the time, pouring unfinished Champagne back into the bottle.”
私は余ったシャンパンをボトルに戻している事を知らずに、偶然この動画を撮影しました。
どうやら撮影したロシア人の乗客はCAさんがシャンパンをボトルに注ぎ戻していることに気づかずに撮影したようだ。
後日、行為に気づいてインスタグラムに画像をアップした。そしてエミレーツ航空の公式インスタグラムに対してこう問いかけたのだった。
“Is that normal practice Emirates?”
これはエミレーツ航空にとって普通のことですか?
エミレーツ航空と言えばあのモエ・エ・シャンドンと提携して、ドバイ空港に「モエ・エ・シャンドン・シャンパンラウンジ」というビジネスクラスラウンジを持っている。
このラウンジにはエミレーツの上級会員「スカイワーズシルバー」以上の資格を持たないと入室できない。このラウンジに入る為にJALの上級会員の僕がエミレーツ航空にステータスマッチを依頼した記事はエミレーツ航空でステータスマッチを読んでほしい。
ついでにエミレーツ航空の上級会員へのステータスマッチの方法を書いた記事も貼り付けておこう。僕はステータスマッチには成功したが、成功したのはエミレーツ航空に乗り終えた後だったので使えなかった、残念。。
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YOUTUBEで95万回再生される
エミレーツ航空のシャンパン注ぎ戻し事件の動画はユーチューブで見ることができる。現在95万回超えの再生数をカウントしていることから、この事件に関する海外の反応の大きさが感じられる。
Emirates Airlines Pours Drinks Back into Bottles
動画を見ると確かに…真剣な表情でCAさんがシャンパンをグラスからボトルに注ぎ戻している。特に隠れている雰囲気もないので、エミレーツ航空ではある程度慣習的なものなのだろうか?
エミレーツ航空と言えば、以前にユナイテッド航空で乗客の引きずり下ろし騒動があった時に、常々敵対関係にあったユナイテッド航空を揶揄する動画をアップしたことが記憶に新しい。
その時の記事は炎上中のユナイテッド航空に対するエミレーツ航空の反撃が秀逸な件を読んでほしい。
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シャンパンの注ぎ戻しへの意見は分かれた
この事件においてSNS上での意見は二分したようだ。余ったシャンパンをグラスからボトルに注ぎ戻すという行為に対して、ある人は「シャンパンを無駄にしない為にやったんだろう」と言い、別の人は「泡が無くなっちゃうじゃあないか」と指摘する。
中にはこんなコメントもあった。
“But good for her and good for @emirates to have responsible crew like this lady.”
彼女みたいに責任感の有るCAさんがいることはエミレーツ航空にとって良い事だ。
僕の個人的な意見としては「注ぎ戻す現場を目撃したらちょっと嫌だけど、実際にそのシャンパンを飲んでも味は解らないだろうな」と言ったところだ。
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エミレーツ航空の見解
今回のような物議を醸す出来事が起きる度に、僕が思うのは事後対応の大切さだ。人の価値観は多種多様、サービス業としては様々な価値観の人々に対応していかなければならない。
ましてやそれが高額な航空券を購入しているビジネスクラスともなれば、エミレーツ航空のブランドを棄損しかねない事態が起こり得る。
事後対応で失敗し続けているのがユナイテッド航空だろう。乗客引きずり下ろし事件や子供の座席を他の乗客に譲らせる悲劇の事後対応はスターアライアンスの一員として相応しくなかったと感じる。
今回の騒動に対してのエミレーツ航空からの正式なコメントは下記の通りだ。
“Actions recorded on this video do not comply with our quality standards.
“We are currently investigating the incident.”
動画の内容は我々の品質基準に沿ったものではありません。
我々は現在調査中です。
別のニュースサイトの記者が今回の騒動についてこう問題提起をしていた。
「この問題は消費されなかったシャンパンが無料で乗客に振る舞われていたという事実も明らかにした。」
Emirates air stewardess filmed pouring champagne back into the bottle in first class – Mirror Online
あとがき
最後にあげたMirrorというサイトのコメント、確かにその可能性は高いと感じる。ただ今回の騒動はある程度キャリアのあるCAさんが自分の判断でやってしまった事のようにも感じられる。
僕の職場にもコピーや備品の経費削減に汗を流す人は存在する。世の中に何かの価値を提供するにあたって顧客視点は外してはいけないポイントだ。時には単体で採算が合わなくても経費を使わなくてもいけない時があるだろう。
エミレーツ航空を贔屓しているかもしれないが、衛生面を考えてもボトルにシャンパンを戻すというルールが存在するとは信じられない。
エミレーツ航空の今後の対応に注目したい。
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