国内線の飛行機は何分前に空港に到着すればよい?JALやANAの搭乗時間・チェックイン時間について

飛行機の国内線は何分前までに空港に到着する必要があるのだろうか?

飛行機に乗るためにはフライト出発時間までにチェックイン(搭乗手続き)を済ませなければならないが、国内線の場合は国際線よりは比較的、時間に余裕があると言われている。

それは何分前なのか?それとも何時間前なのか?

そんな疑問を抱いてから、実際にJALやANAといった航空会社の状況を調べてみることにした。各社チェックインの締め切り時間は微妙に異なる。それでも目安と言える空港への安全な到着時間について解説していこう。

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国内線は何分前に空港でチェックインすべきか?

国内線では何分前に空港に到着し、チェックインをすればよいのだろうか?

良く言われるのは「30分前に空港に到着」でギリギリという表現。これは空港で飛行機に乗るまでに必要な逆算すると

空港に到着してからは搭乗手続き(チェックイン)を経て保安検査場を通過し、搭乗口へと向かうことになる。

国内線は何分前?一般的な空港での流れ
30分前:空港到着
20~25分前:搭乗手続き(チェックイン)
15~20分前:保安検査場通過
10~15分前:搭乗口に到着

 

上記はごく一般的な空港での飛行機に乗るまでの流れになる。もちろん、航空券は事前に購入してあることが前提条件になっている。

それでも30分前はギリギリの空港到着時間。

さらに上記の空港での所要時間は夏休みや年末年始などの大型連休は加味していない。さほど混雑していない通常期でもこれだけかかるので繁忙期にはかなり早めに空港に到着することをおすすめする。

JAL国内線のチェックインから搭乗時間まで

JALのチェックインから搭乗時間

国内線のチェックインから搭乗時間の流れについて見てみよう。

JALの公式サイトにはこのような記述がある。

時間に余裕を持って保安検査場へお越しください
保安検査場の通過が便出発15分前を過ぎますと、ご予約便にお乗りいただくことができません。
また飛行機にお乗りいただくお客さまが定刻にご出発できるよう、搭乗口へは便出発10分前までにお越しください。
※JAL公式サイトより

15分前に保安検査場を通過する必要があるため、やはり20分前にはチェックインカウンター(もしくはチェックイン機)で搭乗手続きを終わらせる必要があるだろう。そして搭乗口へは便出発の10分前に行く必要がある。

ANA国内線のチェックインから搭乗時間まで

ANAのチェックインから搭乗時間

ANAの場合はチェックインから搭乗時間まではどうだろうか?

国内線の「ご搭乗手続きの流れ」にはこう記載されている。

保安検査場は出発時刻の15分前までに通過してください。保安検査場では、機内へ持ち込むお手荷物の検査とボディチェックを行っています。夏休み、年末年始などは混雑が予想されますので、時間に余裕を持ってお越しください。
搭乗口は出発時刻の10分前までにお越しください。

こちらもJALと同じく「保安検査場15分前」「搭乗口10分前」となっている。ただしANAの場合はもうひとつ下記のように書かれている内容がある。

手荷物のお預け
お預けになる手荷物のあるお客様は、出発時刻の20分前までに手荷物カウンターでお預けください(この時刻を過ぎますとご搭乗いただけない場合がございます)。

手荷物は出発時刻の20分前までに手荷物カウンターに預けなければならない。保安検査場をルール通りに通過するためには妥当な時間設定と言えるだろう。

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国内線のチェックイン時間は20分前がギリギリ

国内線のチェックイン時間はJALやANAの例を見ると20分前がギリギリになる。

ただし、LCCは独自の時間を設定している場合が多いので注意が必要だ。LCCを使わない派の人達は最悪20分前にチェックインできるようにタイムスケジュールを心掛けると良いだろう。

これは後述するが、空港の混雑を加味して考えないと乗り遅れる可能性が大きくなる。ハイシーズンや空港が混む時間帯の到着時間には国内線と言えども注意したいところだ。

理想の空港到着時間、国内線は1時間前

空港到着時間は1時間前

国内線の空港到着時間は1時間前が理想的と言える。

これは空港に着いてから行う各種手続きの時間を逆算し、余裕を持って行動するための時間になる。

ただしチェックインカウンターの混雑具合は読みづらい。さらには保安検査場も時間帯によっては行列ができることも少なくない。予想外の事態を避けるためにも早めの搭乗手続きが必要になると言えるだろう。

また、通常期と繁忙期の空港到着から搭乗口までの所要時間は2倍近く違うことがある。特に時々しか飛行機に乗らない人は、国内線と言えども搭乗口までの道のりはそれなりに時間がかかるものだと覚えておいてほしい。

国内線は何分前?通常期と繁忙期
・通常期は40分~1時間前
・繁忙期は1時間半~2時間前

 

特に大型連休が絡む旅程の場合、空港は恐ろしく混雑する可能性が高い。まずは転ばぬ先の杖、多少の混雑があっても余裕を持って搭乗手続きをできる時間に到着したいものだ

ちなみに国際線の場合は国内線とはルールが異なる。詳しくは下記の記事をご覧いただきたい。

・国際線は何時間前に空港に到着?

 

乗り遅れそうな時の対処法

空港への到着時間が遅れ、飛行機に乗り遅れそうな時はどうすれば良いのだろうか?

どんなに気を付けていてもその日の状況や交通渋滞で、空港への到着時間が際どくなる時がある。そんな時の答えはただひとつしかない。

「神に祈りながら航空会社に連絡を入れる」

事前に連絡を入れれば空港到着時間が遅れても、ギリギリまでチェックイン時刻を遅らせてくれる場合がある。また、チケットのクラスによっては飛行機が出発していなければ無償で次の便に振替をしてくれる場合もある。

「神に祈りながら…」と書いたのは交通渋滞の場合は少しでも早く、空港に着くためだ。(ちなみに僕は無神論者だ)交通渋滞だけは突発的に発生するので防ぎようがない。乗り遅れるのが嫌ならばできるだけ早めに空港へ向かうしかないだろう。

僕が飛行機に乗り遅れた経験については飛行機に乗り遅れそうな時の教訓という記事を読んでほしい。国内線、国際線ともに僕の経験を書き連ねている。

 

飛行機への搭乗時間はJALやANA・LCCで違う?

空港についてから飛行機に搭乗するまでの時間は航空会社によって違いはあるのだろうか?

色々と調べている内に、航空会社によって若干の違いが存在することに気づいた。例えば保安検査場の通過はJAL・ANAともに15分前となっている。

ところが、LCCのジェットスターは保安検査場の通過については言及していないが、搭乗口に25分前に到着するようにと書かれているのだ。これでは15分前に保安検査場を抜けていては間に合わないのだ。

航空会社チェックイン保安検査場搭乗口
JAL20分前(遅くとも)15分前10分前
ANA20分前(手荷物締め切り)15分前10分前
ジェットスター30分前(記載あり)言及なし25分前

上記の表はJALとANA、そしてLCCののジェットスターの国内線での空港到着後の行動時間の一覧になる。ジェットスターは搭乗の締め切りは15分前、それでもJALやANAより早いので気を付けたい。

他のLCCにも搭乗締め切りが早めな航空会社がいくつかあるので、LCC利用時には空港でのタイムスケジュールに注意したい。

POINT
・LCCは搭乗締め切りが早いことがあるので特に注意

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空港でのチェックイン時間を短縮する方法

空港でのチェックイン時間を短縮する方法が幾つかあるのをご存知だろうか?

旅行や出張などで少しでも空港の混雑を避けて利用したい場合、航空会社が用意するサービスを上手に使うことでゆったりと計算して空港の到着時間を決めることができる。

ここでは代表的な2つの方法を紹介しよう。

タッチ&ゴー、スキップサービス

ひとつ目はタッチ&ゴー、スキップサービスを利用することだ。JAL、ANA共に搭乗手続きを短縮するシステムを運用している。

・タッチ&ゴー(JAL)
JALタッチ&ゴー

座席指定がお済みであれば、タッチ&ゴーでご搭乗いただけます。なお、保安検査場通過は便出発15分前までに、搭乗口へは便出発10分前までにお越しください。この時刻を過ぎますとお乗りいただけない場合がございます。座席指定がお済みでないお客さまは、事前に座席指定の必要がございます。

・スキップサービス(ANA)
ANAスキップサービス

スキップサービスとは事前に予約・購入・座席指定をお済ませいただいたお客様が、直接保安検査場にお進みいただけるサービスです。

両者ともICカードやアプリを利用してチェックインカウンターでの搭乗手続きを省略することができる、おすすめのサービスだ。ポイントはどちらも「座席指定が済んでいる」ことが条件となっている。

航空会社の上級会員になる

航空会社の上級会員

JALやANAの上級会員になれば優先チェックイン・保安検査場ファストレーンを利用することができる。

これはかなり便利で繁忙期だろうと行列に並ぶことはほとんどない。飛行機に乗る時も優先搭乗を受けられるので、強いて言えば出国審査の時に並ぶくらいになるだろう。

混雑時のチェックイン時間を短縮するということは、空港への到着時間を時期によって変える必要がないということに繋がるのだ。

JALの上級会員、JALグローバルクラブについてはJALグローバルクラブ(JGC)のメリットという記事をご覧いただきたい。

出発時間は飛行機が動き出す時間

航空券に印字されている出発時間は飛行機が動き出す時刻を指している。

飛行機に乗り慣れていないと、その時間までに搭乗口に行けば良いと思うかもしれないがそうではない。乗客が機内に入った後に飛行機が出発するまでに下記の業務が行われているのだ

・手荷物の収納
・着席、シートベルト着用確認
・飛行機のドアクローズ
・ボーディングブリッジの離脱
・管制塔への連絡

上記が安全に行われて、初めて飛行機は離陸へと向かう事ができる。それら全てを念頭にいれて…とは行かないがルールを守り、空港への到着時間に余裕を持って行動することをおすすめする。

 

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