現役CAさんがおすすめする飛行機の座席の選び方を解説。
機内のどこに座るかで海外旅行や国内旅行の楽しさが変わるかもしれない座席選び、皆さんはどうしているだろうか?
飛行機の座席って窓側と通路側、どっちがおすすめなの?
そんな疑問に答えるべく、今回はJALやANAの現役のキャビンアテンダントさんに相談することにした。
飛行機に搭乗したことがある人ならお分かりだと思うが、たかが座席と言っても窓側と通路側では大きく異なる点がある。例えばそれぞれのメリットを挙げてみるとこんな感じだろうか…?
- 窓側シート…景色が見える、プライベート感がある
- 通路側シート…トイレに行きやすい、開放感がある
ただし、光あるところに必ず陰があるようにメリットがあればデメリットもある。
例えば一般的なデメリットはこんな感じだろうか?
- 窓側座席…壁があるので圧迫感がある
- 通路側座席…人やCAさんが横を通るので落ち着かない
どちらも一長一短に見えるが、この話を僕の友人の美人CAさんに聞いてみると…
全然違う答えが返ってきた。Σ(゚Д゚;)エェェ…?
現役のキャビンアテンダントがおすすめする座席とは一体どこなのか?飛行機の窓側と通路側の座席の違い、そして安全性の違いにも触れながら解説していこう。
目次
飛行機のおすすめの座席は窓側?通路側?
飛行機に乗る時に窓側と通路側の座席はどっちがおすすめだろうか?
既に冒頭で解説したようにそれぞれにメリットやデメリットが存在する。それらを簡単にまとめてみたのが下記の表になる。
メリット / デメリット | 窓側の座席 | 通路側の座席 |
---|---|---|
窓外の景色が見える | トイレに行きやすい | |
プライベート感がある | 開放感がある | |
壁があるので圧迫感がある | CAさんや乗客が横を通るので落ち着かない | |
トイレに行きづらい | 外の景色が見にくい |
貴方は窓側と通路側のどちらが好きだろうか?ちなみに僕は座席指定をする場合はどちらかというと通路側のシートを選ぶことが多いが、窓側でもあまり気にしないタイプだ。
それでも僕の周りには「窓側じゃないと嫌だ」とか「通路側に決まってる」という友人も多い。多種多様な搭乗客がいる機内の座席選びについてプロの意見を聞いてみることにした。
いったい…
現役キャビンアテンダントの座席のおすすめはあるのだろうか?
CAさん直伝、JALやANAのおすすめ座席と選び方
僕は早速、友人の美人CAさんに飛行機のおすすめ座席について聞いてみることにした。
彼女は何度かこのブログに登場してくれている日系エアラインの現役CAさん。容姿端麗で客室乗務員としてのキャリアも充分で国内線・国際線やエコノミークラスからファーストクラスまで担当経験があると言う。
過去にはCAさんの恋愛事情やCAさんの裏話などでこのブログに登場してもらっている。現役CAさんの監修記事に興味がある方は下記のリンクをクリックして記事を読んでほしい。
飛行機の座席の乗り心地、プロのおすすめは?
さて、話を本題に戻そう。現役CAの彼女は僕の質問に対してこんなふうに答えてくれた。
搭乗客は人それぞれ事情が異なっているため、一概にこの席がおススメとは言えないという。その為、窓側や通路側のメリットやデメリットを求める以前に、そのお客様がどう過ごしたいのか?それが飛行機の座席の乗り心地を決めるらしい。
つまり…
「乗り心地=お客様の価値観×座席位置」
上記のような複雑な方程式が成り立つことになる。毎日のように業務で飛行機に乗っている客室乗務員にとって、窓側と通路側のシートの違いはどのような乗り心地に結びついていくのだろうか?次の項からはそれぞれを個別に見ていこう。
窓側座席のメリット・デメリット
まず初めに窓側座席のメリットとデメリットについて聞いてみた。
ん…?ちょっと待ったあぁぁ!!…(゚Д゚)ファ!?
男性読者の諸君はこの重大な事実に気づいただろうか??大事な事なのでもう一度繰り返そう。
CAさんからのお声がけが最小限になるのは非常に困った問題だ。
すると、こんな答えが返ってきた。
窓側席のメリットとデメリットは下記の通り。
- メリットは静かに過ごせること
- デメリットはCAさんと話す機会損失の恐れあり
何を重視するかは人それぞれだが、僕がこれから窓側のシートを選ぶ確率は限りなくゼロに近づいた気がした。
通路側座席のメリットとデメリット
続いて通路座席のメリットとデメリットに話を移そう。
これはよく言われるCAさんから見ても窓側座席のトイレに行きづらい印象は変わらないようだった。
彼女曰く、スタッガードシートのようなフルフラットの座席は頭がかなり低い位置になることがある。そうするとCAや他のお客様の足音が響くというデメリットが存在する。またカートやトロリーがぶつかることもしばしばだそうで、これはエコノミークラスにも当てはまると言えるだろう。
そして飛行機の通路側座席にはもうひとつ、重大な秘密が隠されているのをご存知だろうか?
これは一体、デメリットなのか?それともある種のメリットなのだろうか?通路側の座席のメリットやデメリットは以下のようになる。
- メリットは少し広くてトイレに行きやすい、CAさんと話しやすい?
- デメリットはすぐ側を人が通る、寝顔をCAさんにバッチリ見られている
ここまで読んだ読者の皆様は窓側と通路側のどちらに魅力を感じているだろうか?まだ決められない方のためにもうひとつ、重大な判断基準を提示しよう。
それは…飛行機の安全な座席という考え方だ。
飛行機の安全な座席は窓側と通路側のどっち?
飛行機の安全な座席は窓側と通路側のどちらになるのだろうか?
せっかくなのでプロの客室乗務員の意見を聞いてみよう。
ちなみに捕捉すると、乗客として時々飛行機に乗る程度であれば問題ない放射線量と言われている。
また墜落事故の死亡率についても窓側よりも通路側の方が低くなっているという統計も存在する。
機体が大破するような事故の場合、どこに座っても同じ結末を迎えることになるだろうが、いずれにしても“少しでも希望をつなぎたい”と考えるならば、後部座席の中央部分を選ぶほうが賢明だろう。
※飛行機の一番安全な席についての記事より
記事の中では窓側が圧倒的に死亡率が低いという訳ではないが、後部座席の中央部分を選ぶべきだと締めくくっている。
飛行機の座席はどこがいいか?
現役CAさんのアドバイスを聞いて通路側の座席に魅力を感じていると、彼女が補足してきた。
今回の対談で解ったのは飛行機のおすすめ座席は人それぞれ変わるということ。機内での自分の過ごし方によって窓側でも通路側でも快適に過ごすことができそうだと感じた。
でもね、解っちゃったんだ…
男性読者の諸君、おすすめ座席はこれで決まりですぞ。