2019年1月10日、ANAのハワイ路線A380の航空券の販売が始まった。ファーストクラスが35万円からという目玉とともに、特典航空券の枠も開放されることになった。まさにANA陸マイラ―にとってはお祭り騒ぎだったと言えよう。
しかし、その華々しい祭りの幕開けの直前に僕は「A380の悲劇」と名付けるトラブルに襲われていた。
それは…
ANAから来た一通のメールが発端だった。
本来は陸マイラ―にとってお祭り騒ぎのはずのANA国際線のA380ホノルル路線の販売開始だが、条件が当てはまる人に取ってはかなり厄介な事態となっている。
タチが悪いのはこのA380特有の悲劇的トラブルは僕だけでなく…
あなたにも訪れる可能性がある。
もしかしたら、このブログを読んでいる読者の中にも該当者がいるかもしれない。
今日はANA国際線ホノルル路線の特典航空券で僕が体験した「A380の悲劇的トラブル」について解説していこう。
目次
ANA国際線ホノルル路線、A380の航空券が販売開始
待ちに待ったANA国際線ホノルル路線、2019年1月10日からA380の航空券が販売開始となった。
JAL(日本航空)が覇権を握ると言われているハワイ路線に本気で勝負を挑むANA(全日空)は、3機のA380を順次投入する。その1機目の就航が2019年5月24日から、航空券の正式な販売開始が2019年1月10日からとなっていた。
今回の目玉は35万円~という価格設定のファーストクラス、ビジネスクラスやプレミアムエコノミーも設定されていた。さらに特典航空券の設定も存在し、従来取りづらいと言われていたANAのハワイ路線の改革とも言われていたのだ。
その為、初便となる5月26日のA380には予約・キャンセル待ちが殺到する事態になった。詳細は下記のツイートを参考にしてほしい。
ダイヤモンドデスクに問合せた所、ANA A380 5/24ホノルル初便に関しては、ファーストクラス8席に対して、空席待ちが有償・特典航空券含め現在56名。
ビジネスは空席待ち137名。
当然ダイヤモンドメンバーでの争奪戦は必至で、かつ特典航空券の枠は少ないと思われるとのこと。#ANA #FLYINGHONU #A380— ちゃますけ🤓 (@chamasuketravel) 2019年1月10日
ちなみにA380の就航記念として、現在ANAではかなりお得なキャンペーンを行っている。詳細はANAハワイ特典航空券のキャンペーンの記事をご覧いただきたい。
A380の特典航空券はフライングで予約可能だった?
販売開始が話題になったA380だが、特典航空券そのものは実はひっそりと先行予約が可能だったのをご存知だろうか?
ANAは2018年12月5日に国際線プレミアムエコノミーの特典航空券を一斉に開放した。
今までANA国際線プレミアムエコノミーの座席は特典航空券で取ることができず、上級会員へのアップグレードのサービスとして利用されていたが、ついにANAマイルでプレエコの座席を予約できるようになったのだ。
開放された当日はプレミアムエコノミーが取り放題になった。その時の詳細はANA国際線プレミアムエコノミーが予約開始の記事をご覧いただきたい。
この時、僕は実際に予約できるか分からないA380の特典航空券よりも、確実に予約できるANAハワイ路線のプレミアムエコノミーの特典航空券を探していた。
ところが友人からの電話で重大な事実に気づいたのだ。その事実とは…
「特定の曜日の成田空港のハワイ路線だけが、特典航空券が取り放題だった」
友人曰く、高い確率で当該のハワイ行きの便はA380に機材変更がされるだろうとのこと。その言葉を信じて僕は成田-ホノルル便のプレエコの航空券を家族5人分予約することにしたのだった。
結論から先に言うと、後日…
実際にA380に機材変更が行われたのだった。
これがA380の特典航空券がフライング予約できた内情だった。僕は教えてもらったが、おそらく気づいていた人は他にもいるのではないだろうか?
座席変更のトラブル、僕を襲った「A380の悲劇」とは?
それではANA国際線ハワイ路線で「A380の悲劇」がどのように僕を襲ったのかを解説していこう。
あれは確かA380販売開始の数日前、一通のメールがANAから届いて気づいたのだと思う。
ANAから届いたのは機材変更のメール、内容は下記の通りになる。
いつもANAをご利用いただきありがとうございます。
ご予約便の使用機材または運航社が変更になりましたので、お知らせいたします。
ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。■ANA予約番号
AAAABB■ご搭乗者名
HANYAO MR
HANYAO PAPA MR
HANYAO MAMA MS
HANYAO YOME MS
HANYAO MUSUME MS
僕は友人から聞いていた通りにB789⇒A380と機材変更の通知が来たことを喜んでいた。既に僕の予約よりも後の日程がA380に変更になっていることも知っていたので何の疑問も持たなかった。
すると、例の友人から電話がかかってきた。彼は少し語気を荒げて僕にこう伝えた。
友人「はにゃお、今すぐ座席を確認したほうがいいぞ。お前家族旅行で行くんだろ?」
その言葉を聞いた瞬間、背筋に冷たい物が走った。そう、僕は確かに家族でハワイ旅行に行く予定だった。その為に生後数か月の赤ちゃんを寝かせられるバシネット(赤ちゃんを寝かせる簡易ベッド)の使える最前列のプレミアムエコノミー席を選んだのだ。
もう一度、ANAからのメールを注意深く読んでみると最悪の可能性が浮上した。
■変更となったご予約便
[1]〇月〇日(〇) NH184
東京(成田) – ホノルル(オアフ島)【座席を指定されていたお客様へ】
座席番号、お座席の条件が変更になっている場合があります。以下、ご予約の確認画面より座席番号(位置)をご確認ください。
よく見ると「座席変更の場合がある」と書かれているではないか?
ただでさえ色々とやることが多い子連れのハワイへの家族旅行、生後数か月の赤ちゃんを連れてバシネットが使えなかったら…
それはもう、「A380の悲劇」としか言えない。( ノД`)シクシク…
僕は電話をくれた友人に礼を言って切り、すぐにANAに電話したのだった。
座席変更の悲劇はB787-9からA380の機材変更
ここで一度状況を整理しよう。今回、ANAから来たA380への機材変更に伴う座席の変更は僕にとって「悲劇」だった。
上記の画像は機材がA380に変更になる前のANA国際線特典航空券の座席指定画面になる。乳児を連れた家族旅行の為、バシネットを利用するために僕はプレミアムエコノミー最前列を予約していた。
上記がANA公式サイトに掲載されているバシネットの画像になる。壁に取り付ける簡易的なベビーベッドは最前列に座ることで利用が可能になる。
しかし今回の機材変更で僕の計画は打ち砕かれるのだった。
ハワイ旅行の夢崩れる…A380への座席変更
そして、家族で優雅に…というハワイ旅行の夢を打ち砕いたA380の座席変更が下記の画像になる。
無残にも後方の座席へと強制変更されていたのだ。
なんと、4列目だと…?
これではもちろんバシネットは使えない。往復とも同じように座席変更がされていたので片道7時間以上、赤ちゃんを抱いていなければならないという「A380の悲劇」が起こってしまった。
座席変更後のANAのトラブル対応
ANA国際線ハワイ路線の特典航空券で座席変更が勝手に行われている状況を知った僕はANAに電話をすることにした。
幸いにも電話はすぐに繋がった。
ANAの人「はにゃお様、いつもご利用ありがとうございます。ご用件をお伺いいたします。」
僕「ハワイ行きの特典航空券が勝手に座席変更されて…赤ちゃんがいるのに困ってます!」
ANAの人「かしこまりました、すぐに確認致します。」
・・・保留中・・・
ANAの人「はにゃお様、バシネットが使えるお席のご用意ができました。」
僕「おお、これでひと安心です。」
ANA「ところで、赤ちゃんの航空券が見当たらないのですが…??」
僕「え…?」
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
赤ちゃんの航空券、申請するの忘れてた…
今回のケース、僕はバシネットが使える座席を予約して満足していたが2歳未満の子供の航空券の購入をすっかり後回しにしていたのだ。ANAの公式サイトには下記のような記述がある。
幼児(2歳未満のお子様)
座席を使用する幼児旅客は、同伴する大人と同じ搭乗クラスの特典航空券をご利用いただけます。大人と同じマイル数が必要です。
座席を必要としない幼児旅客は、同伴する大人の特典航空券と同じ搭乗クラスの必要マイル数の10%でのご利用が可能です。その場合、「特典利用者登録」が必要になります。または、同伴する大人と同じ搭乗クラスの幼児運賃航空券を別途ご購入いただくことも可能です。
ご注意
マイルを使って特典航空券を利用される場合、幼児運賃航空券のお申込期限と発券期限が異なります。ANA国際線特典航空券 申込み期限と発券期限をご確認ください。座席を使用しない幼児旅客の航空券ご購入は、お電話のみで受け付けております。大人の方の特典航空券をご予約いただいたのち、下記連絡先よりお申し込みください。
赤文字にしている「座席を使用しない幼児旅客の航空券は電話のみの受付」という部分、知ってはいたが思わず後回しにしてしまっていたのだ。
上記の画像はANAに電話して再び座席変更で最前列にしてもらった後の画像。バシネットの使用も予約OKとなった。
元々ブロックされていたであろう座席を開放してもらうことで事なきを得ることができたが、予め幼児(2歳以下、座席使用せず)とバシネットが使える座席を抑えておけば、今回の「A380の悲劇」は起こらなかった可能性が高いと思われる。
特典航空券の手配は一気通貫で行わないといけない、そう感じた今回の出来事だった。
ANA特典航空券、座席変更の悲劇的トラブルに注意
今回、僕はANAプレミアムエコノミーの特典航空券が座席変更にあったが、悲劇になる寸前で回避することができた。
もしもあなたがA380のプレミアムエコノミー特典航空券を1月10日よりも前に予約していた場合、僕と同じことが起きている可能性が高い。またその他の便でも機材変更が起きた場合は、自分が思い描いていた座席とは異なることが起こり得るのだ。
せっかくのANA国際線の特典航空券、赤ちゃん連れでバシネット無しのハワイ旅行はちょっと辛いし、座席指定は大切な人との飛行機の中で過ごす時間を思い描いてするものだろう。
飛行機の座席ひとつで旅の楽しさが変わるかもしれない。
日程が先のANA国際線特典航空券の予約をお持ちの方は座席変更がないかどうか確認してみては如何だろうか?出発までに余裕があれば僕のようにリカバリーが効くかもしれないから。
ANAマイルは飛行機に乗らなくても貯められる
ANAはハワイにA380機材を投入するにあたって特典航空券枠を大幅に拡大している。
ハワイ路線はANAの大型機投入、JALとハワイアン航空の提携強化などが続き2019年は総座席数が数年前より大きく増えることが確実視されている
つまり…
今後、ハワイのANA特典航空券は取りやすくなる。
今まで以上に特典航空券が取りやすくなるということは、ANAマイルを貯めるチャンスが到来したと言えるのではないか。
そこでANAマイルには「飛行機に乗る」「クレジットカードの決済」以外にも貯める裏技が存在するのご存知だろうか?
上記は私のANAマイルの残高になるが、これはほとんど飛行機に乗らずに貯めることができた。クレジットカードの決済も利用したが、おそらくこの内の2万マイル程度だと思われる。
43万マイル、大量のANAマイル。
これだけあれば世界中どこでも行くことが可能だし、今回のようなANAプレミアムエコノミーの特典航空券を家族分予約することも可能になる。
ANAマイルを貯めると特典航空券によって目的地が広がっていくのだ。
私のようにマイルを大量に貯める人を世間では「陸マイラ―」と呼ばれている。そして陸マイラ―がマイルを貯めるために利用するのがANAマイルが貯まるモッピーというポイントサイト。
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ANAマイルやJALマイルを貯める関連記事
ANAマイルやJALマイルを貯めて特典航空券を取るために必要な記事をこちらに掲示しておこう。
皆様のマイルがいっぱい貯まりますように。
くだらねー。自分のミスが原因じゃないの?
それを悲劇だなんて下らないタイトルをつけて。航空会社の人がきちんと対応してるのに、自分のミスは棚に上げて悲劇ですか。
ある意味私のミスなんですが最前列を予約したのに機材変更で後ろにずれているのには驚きました。
悲劇はギリギリで回避できたので良かったです(*^-^*)
悲劇なのは、忘れられていたあなたの赤ちゃんじゃありません?
予約時ベビチケ取ってなければ、後にバシネット使う人が予約しやすい様に、最前列は予約止めして後席にアサインするのは普通かと。
ともあれ、ANAのコルセン担当がしっかりした対応で良かったですね。
お気を付けて(。・ω・)ノ゙ イッテラッシャーィ♪
ありがとうございます。次から忘れないように気を付けます。