ANAマイルでプレミアムエコノミーの特典航空券がついに制度変更された。これはANAマイレージを裏技でためる陸マイラ―にとって朗報と言えよう。
JALマイルとANAマイル、それぞれで特典航空券を予約したことがある人はご存知かもしれないが両者には決定的な違いがある。その違いとはもはやANA特典航空券の欠点と言わざる負えないレベルになっている。
・国際線特典航空券の片道発券
・プレミアムエコノミーの特典航空券
上記の2点はJALマイルの特典航空券では可能なのに、ANAマイルの特典航空券では不可能な内容になる。陸マイラ―として何十万マイルものJALマイルやANAマイルを保有していても、ルール上不可能なこの2点の違いを…
何故かANAはずっと放置してきたのだ。
マイルを貯めて予約が可能な特典航空券が「上位顧客への囲い込みサービス」という位置づけであるならば、一体ANAは何を考えているのだろうかと感じていた。そして2018年11月…
ついにANAがプレミアムエコノミーの特典航空券を開放すると発表した。
今回の変更で得をする人は誰なのか?そして損をする人は誰なのか?陸マイラ―悲願のANA特典航空券の制度変更について解説していこう。
目次
ANAマイルでプレミアムエコノミーの特典航空券が予約可能に
2018年11月、ついにANAマイルでプレミアムエコノミーの特典航空券が予約可能になると発表された。
予約開始は2018年12月5日15:00から、搭乗開始は2019年4月1日からとなっている。下記がANAの公式サイトで発表されている記述になる。
ANA国際線特典航空券プレミアムエコノミーの予約を開始いたします。
充実したサービスで新しい快適な旅のご計画にお役立てください。予約開始日:2018年12月5日 15:00~
搭乗開始日:2019年4月1日
なぜANA(全日空)では今までプレミアムエコノミー(プレエコ)の特典航空券を開放しなかったのか?その理由の方が気になるところだが、現在のプレミアムエコノミーの座席(空席)は上級会員のみへの顧客サービスツールとして使われているようだ。
ANAプレミアムエコノミーの空席は上級会員のみに当てがわれた
なぜANAはプレミアムエコノミーの空席を特典航空券に開放しないのか?
僕のそんな疑問に対する答えは現行のANAの上級会員特典に見つかった。ANAの上級会員特典のひとつに下記のサービスが存在する。
「プレミアムエコノミーへのご変更サービス」
これはANAの上級会員「ダイヤモンド」「プラチナ」「SFC会員」に限定した特典で、国際線に搭乗する時に空席があればエコノミーからプレミアムエコノミーに変更してもらえるという驚愕のサービスになる。
アップグレードポイントも必要ない、ANAマイルを使うわけでもなくプレミアムエコノミーにアップグレードしてくれる(空席があれば)という驚くべき上級会員特典になる。これを知った時の僕の感想は…
「ANA上級会員特典、恐るべし…」
あまりに衝撃的なANAの顧客サービス、どおりでJALでは可能なプレミアムエコノミーの特典航空券がANAでは予約できなかったわけだ。ちなみに僕がANAプラチナの資格を取得したのはつい先日なので「プレエコへの変更」という素敵な特典を体験したことはもちろんまだない…。
ANAの上級会員を目指す「SFC修行」、つい先日僕は終えたばかりだった。SFC修行についての記事は下記のリンクをご覧いただきたい。
また、僕がJALプレミアムエコノミーに特典航空券で乗った時の体験談は下記の記事をご覧いただきたい。
JALでは普通にプレエコでも特典航空券で発見できる。しかもANAマイルでは不可能な「片道発券」も可能になっている。
ANAプレミアムエコノミーへのご変更終了のお知らせ
今回の制度変更で「プレミアムエコノミーへのご変更」サービスは終了することになった。
下記はANAの公式サイトに掲載されたサービス終了の詳細についての文面になる。これが発表されたのはプレエコの特典航空券の導入とほぼ同じ、改悪と改善をANAが使い分けていることが解るだろう。
「プレミアムエコノミーへのご変更」サービス終了のお知らせ
平素よりANAならびにANAマイレージクラブをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ANA「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」メンバー、スーパーフライヤーズ会員のお客様にご提供している「プレミアムエコノミーへのご変更」サービスは2019年9月30日ご搭乗分(日本時間)をもって終了いたします。
対象のお客様には、2019年10月1日~2020年3月31日ご搭乗分においてプレミアムエコノミーへのアップグレード予約キャンペーンを実施予定です。
なお、2020年4月1日ご搭乗分からは、アップグレードポイントもしくはマイルのご利用で、対象のエコノミークラスからプレミアムエコノミークラスへのアップグレード予約を お申し込みいただけます。2018年11月12日
全日本空輸株式会社
ANAマイレージクラブ
制度変更が起きる際にはバランスを取るというのが自然な流れと言える。ANAはプレミアムエコノミーを特典航空券に開放することにより、よりライトな層から多くの支持を得られると踏んだのだろうか?今後の動向に注目したい部分だろう。
改悪?改善?ANAプレミアムエコノミー(プレエコ)の特典航空券予約について
さてANAプレミアムエコノミーの特典航空券が予約できるようになるのは改悪なのだろうか?それとも改善なのだろうか?
今回のような大幅な制度変更が起きる場合は、恩恵を受ける人とそうでない人がそれぞれ現れるはずだ。
「誰が笑い、そして誰が泣くのか?」
次の項ではそれぞれのケースについて考えていきたい。
プレエコ制度変更が改悪になる人
ANAプレミアムエコノミーの制度変更が改悪になる人はこんな人達ではないだろうか?
- ステータス持ちの出張族
- 毎年、ステータス修行をしていた人
特にステータス持ちの出張族に取っては改悪だろう。今までは出張時にアップグレードポイントもANAマイルも消費せずにプレミアムエコノミーに座れる可能性があったが、これからはそれが無くなる。ただし、救済策としてプレミアムエコノミーへのアップグレードが可能になるのでそれを利用することになるだろう。
プレエコの制度変更が改善になる人
今回の精度変更を改善と呼べる人はどんな人だろうか?
これはもう簡単で…
・ノンステータスで大量のANAマイルを持っている人
ということになる。ん?ちょっと待った、どこかで聞いたことがあるこの感じ…
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
「陸マイラ―のことじゃないか!?」
灯台下暗しとはよく言ったもので、ANA特典航空券の制度変更の一番の恩恵を受けるのは陸マイラ―ということに気づいた。ノンステータスでANAマイルを大量に持っているのは「陸マイラ―」以外考えられないからだ。
ANAマイレージ特典航空券の搭乗記
僕は今までANA特典航空券で様々な路線に搭乗してきた。その一部を記事に書いているので興味がある人はぜひご覧いただきたい。
最新のニュースとしては陸マイラ―が飛行機に乗らずにANAマイルを貯めるポイントサイト「ゲットマネー」が、新しいソラチカルートを整備して話題となった。ANAマイルまでの交換回数が6回→4回になるという驚異的な改革だ。
陸マイラ―がANAプレエコ特典航空券の恩恵を1番受ける
ANAプレエコの特典航空券の開放の恩恵を1番受けるのは陸マイラ―だろう。
陸マイラ―とは「飛行機に乗らずに」「クレジットカードの決済に頼らずに」、大量のマイルを貯める人のことを指す。もちろんANA上級会員の資格を保有する陸マイラ―もいるが、そうでない陸マイラ―の方が圧倒的に数が多いはずだ。
特徴としては保有しているANAマイルが数十万マイルと異常に多い。さらには海外旅行を特典航空券の空席状況に応じて計画するという柔軟さを持ち合わせている。
プレミアムエコノミーのマイル数はビジネスクラスとエコノミークラスの中間に設定されるはずなので、旅を少し贅沢したいという陸マイラ―の欲求とANAの今回の施策は見事に合致しているように思える。
ただし最近のANAの動向を見ていると、陸マイラ―をターゲットにしているとは思えない。マイルの使い道を拡げてそのものの価値を上昇させる、そうしないとJALマイルに明確に劣っているのが解ってしまうというところだろうか?いずれにしても、ANAマイルの使い方が広がる今回の制度変更は評価したいと思う。
必要マイル数は?ANAプレミアムエコノミー特典航空券
もうすぐ開始されるANAプレミアムエコノミー特典航空券の必要マイル数について見てみよう。
上記は日本-ハワイへの必要マイル数の画像になっていて、その内容はエコノミークラスとビジネスクラスの中間…よりもやや高めに設定してある。
ANAのハワイ行きビジネスクラスは開放枠が少ないのも手伝って、通常はほとんど空席がない状況となっている。ローシーズンで53,000マイル、一般の人には膨大なマイル数に見えてもマイルを大量に持っている陸マイラ―にはそんなに大きな数字ではない。
ANAプレミアムエコノミー特典航空券の必要マイル数は…
「やや高めだが想定内と言った感じ」
これはこれから説明するポイントサイトでマイルを貯める裏技を実戦してもらえば…
誰でも簡単に貯められるマイル数
と言えよう。詳しくは次の項をご覧いただきたい。
費用をかけずに大量のJALマイルやANAマイルを貯める裏技
JALやANAのマイルには「飛行機に乗る」「クレジットカードの決済」以外にも貯める裏技が存在する。
もしも貴方がSFCやJGCの資格を取る為に修行を始めるなら、貯めたマイルをスカイコインやeJALポイントに交換して航空券を買うという方法も存在する。現金で購入するよりもずっと経済的になる。
上記は僕のJALマイルの残高になるが、これはほとんど飛行機に乗らずに貯めることができた。クレジットカードの決済も利用したが、おそらくこの内の2万マイル程度だと思う。
479,581マイル、大量のJALマイルだと思う。
これだけあれば東京-ロサンゼルス間のファーストクラスの往復特典航空券にほぼ、4回交換することが可能、もちろんビジネスクラスのアップグレードも空席さえあれば思うがままだ。
僕のようにマイルを大量に貯める人を世間では「陸マイラ―」と呼んでいる。そして陸マイラ―がマイルを貯めるために利用するのがJALやANAのマイルが貯まるモッピーというポイントサイトだ。
モッピーでJALマイルやANAマイルを貯めるとどんなことができるのかというと、貯めたマイルでビジネスクラスやファーストクラスに格安で乗ることができる。JALやANAの搭乗記について詳細は記事を読んでほしい、マイルを貯めると特典航空券という選択肢が広がるのだ。
モッピーは今なら当ブログのバナー経由で登録すると最大1,300円相当のポイントがもらえる。これだけでもJALマイル1,053マイル、ANAマイルだと1,040マイルに交換できるのでぜひ利用してほしい。
・モッピーでJALマイルを貯める方法はこちら
・モッピーで貯めたポイントをANAマイルに交換するソラチカルートはこちら
今一番熱いANAマイルを貯める裏技
ポイントサイトのゲットマネーはANAマイルを貯めることができる新ソラチカルートを運用している。
その名もGポイントルートと呼ばれる交換方法だ。
ほとんどのポイントサイトがANAマイルまで6回交換が必要なのだが、ゲットマネーはなんと4回で済む。当然、管理の手間や交換までにかかるまでの時間は短縮される。
詳しくはANAマイルへの交換回数が激減という記事をご覧いただきたい。
ポイントサイトのゲットマネーは下記のバナーから新規登録で300円分のポイントが即時にもらうことができる。マイルを貯めるスタートダッシュを切るために利用してほしい。
↓※ゲットマネーの新規登録で3,000pt(300円分)がもらえる限定バナーはこちらです。
ゲットマネー⇒Gポイント直接交換でANAマイルへの交換回数が2回減!
ゲットマネーとGポイントが直接交換できるようになることは非常にメリットがある。
先に解説したように今までANAマイルに辿りつくまでに6回のポイント交換が必要だったが、その回数はなんと…
ANAマイルへの交換回数は2回減って4回で済む。
もちろん交換回数が減る分、交換に要する時間も減っていく。
上記がGポイントと直接提携した後のゲットマネーからANAマイルへの交換ルートです。下記が今まで(このブログを書いている時点で本日まで)のANAマイルへの交換回数なのでかなり減りましたね。
<旧ソラチカルート>
旧ルートだと「PeXとワールドプレゼント」を通さなくてはいけなかったが、これからはたった4回の交換でANAマイルを貯めることが可能になる。これを歴史的瞬間と言わずして何と言えば良いだろうか?
ANAマイルを貯めるためにはGポイントの登録も必須、忘れないうちに登録を済ませておこう。
ANAマイルを貯めるために必要なソラチカカード
ゲットマネーとGポイントが提携することにより、交換回数はたったの4回になる。
それでも陸マイラ―としてANAマイルを貯める時に絶対に必要なもの、それが…
ソラチカカードと呼ばれるクレジットカード。
ソラチカカードがないと貯めたポイントをANAマイルへの交換する時に「メトロポイント」に交換することができない。これからANAマイルを貯める人は必ずソラチカカードを作る必要がある。
ソラチカカードは現在お得な入会キャンペーン中、上記のリンクから公式サイトに移動できる。
いつも楽しく読ませていただいてます。
内容とは直接関係ないですが気になったので、コメント残します。
×言わざる負えない
◯言わざるを得ない
です…。
ダイスケさん
コメントありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます、至急訂正いたします。
とても助かりました!(#^^#)