11月から始めるJGC修行「番外編」~まだ空港で消耗してるの?~

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2016年春先、僕は仕事でドイツ・イギリスに行く事になった。JALの航空券を予約し、早朝の電車に乗って羽田へ。

 

仕事に対する適度なプレッシャーと久々のヨーロッパに行ける事でワクワクした旅の始まり。

 

…そして、消耗した。

 

 

1.アップグレードを直前で逃す

予約クラスはエコノミー、長距離なのでUGしたいなあと思いながら、中々進まない列に並ぶ。やっと自分の番になって、カウンターでプレミアムエコノミーにアップグレードを希望する旨を伝えると「ギリギリ大丈夫です」との事。ホッと胸を撫でおろすのもつかの間、今度は「お客様、たった今満席になってしまいました」との事。30分くらいヤキモキして消耗した。

 

2.待ち時間を持て余す

無事にイミグレを抜けて免税店でお土産のタバコを購入。さくらラウンジを横目になんでゴールドカードラウンジは出国ゲート先にないんだろう?と思いながら搭乗口を目指す。搭乗口付近は玉石混合、楽しそうなグループや元気な子供達。とても静かにくつろげる状態ではない。結局、少し離れたところでアナウンスに注意しながら待つ事に。ここでもあまりくつろげなかった。

3.機内荷物が席から遠くなる

あいにくこの日のフライトは満席。優先搭乗の資格を持っていない僕は搭乗口の改札待ちの長い列に並ぶ。機内に入り、ビジネスクラスの乗客を尻目にやっと自分の席に着いた時には席の真上の荷物置場は満杯。スチュワーデスさんに事情を話すと優しい笑顔で遠い席の荷物置場にしまってくれた。そ、それじゃあ頻繁に出し入れできないじゃん、と心の中でツッコミを入れて…消耗した。

 

4.トイレに行くのもひと苦労

普段は絶対通路側を指定するのだが、この日は窓際になってしまった。隣はスーツ姿の男女。カップル?上司と部下?仕事の愚痴のような内容が聞こえてくるのでなるべく聞かないように努める。今日はチェックインからついてないなあ、という思いでアルコールが進む。トイレに行こうと思った時に3人席の窓側の辛さが解る。席を立つ度に通路側の人を起こすのはやはり気まずい。多分向こうも同じような思いだろう。経由地のパリまで十時間、10回はトイレに行ったと思う。という事は10回はお互いに気まずい思いをしたという事だ。

 

5.帰りの便も消耗した

ロンドンで仕事を片付け、帰路に着く。行きの教訓を生かしてかなり早めに空港へ。カウンターについて唖然とする。新人研修なのか卒業旅行なのか解らないが、スーツを着た20台前半の女の子が30人以上並んでいる。にもかかわらずカウンターが開いてる数は2つ、列の進みは遅い。そう、またもや直前でアップグレードを逃したのだ。もっともアップグレードなどをする為に別カウンターが側にあった事に気づかなかった僕が悪いのだが、仕事で疲れてる時には難しいと思った。

 

あとがき
今の僕は駆け出しの陸マイラーでJGC修行をしている。1〜5までの消耗はJGC解脱する事と陸マイルを工夫して使う事で全て解消されるはずだ。来年、修行を無事に終えた僕はこのエピソードの頃の僕に向かってきっとこう言うだろう。

 

まだ空港で消耗してるの?

 

 

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